薩摩のつげ櫛は江戸時代から「櫛になりたや薩摩の櫛に諸国娘の手に渡ろ」とうたわれるほど,全国にその名が知られる櫛でした。
また指宿は櫛の材料となるつげの産地で,紀行や風土の関係から櫛をつくるのに最適な大きさまで木が育つという条件が揃っていました。
時代の流れのなかで,昔ながらのつで櫛の需要は減っていますが,薩摩つげ櫛はいまに引き継がれ,指宿市内では二軒でつげ櫛が作られています。
●つげ櫛
日本のつげ櫛の歴史は奈良時代の日本最古の歌集である「万葉集」に遡ります。遥か奈良時代より千三百年余りの長きにわたり愛用され続け,科学の発達した今日でもなおその使い心地の良さは他の追随を許さない天然素材です。
つげの木そのものの持つ美しさ,緻密さ,強さ,脆さは熟練の職人技に依って更に磨かれ櫛として最高の機能を発揮します。手にしっとりと馴染み,大切な髪,デリケートな地肌に優しく滑らかなとき心地で静電気もおきません。
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10,800円 | 7,560円 | 5,400円 | 10,800円 |
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1,080円 | 16,200円 | 1,296円 | 1,080円 |
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