阿蘇山 警戒レベル2に引き上げ
◆阿蘇山 草千里 気象庁ライブカメラ (2016/10/08 07:54)
気象庁福岡管区気象台
https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/ は14日,熊本県の阿蘇山(高岳・1592メートル)の噴火警戒レベルを,1の「活火山であることに留意」から2の「火口周辺規制」に引き上げた。中岳(1506メートル)第1火口で小規模な噴火の可能性があり,約1キロ以内で噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒し,危険な地域に立ち入らないように呼び掛けている。
火山名 阿蘇山 噴火警報(火口周辺)
平成31年 4月14日14時30分 福岡管区気象台
<阿蘇山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒してください。
<噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ>
**(本 文)**
1.火山活動の状況及び予報警報事項
本日(14日)13時30分頃から火山性微動の振幅がやや大きくなっています。また、13日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が1日あたり2100トンと多い状態でした。
火山活動が高まっていますので、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
2.対象市町村等
以下の市町村では、火口周辺で入山規制などの警戒をしてください。
3.防災上の警戒事項等
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
<噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引上げ>
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮
者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制
等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規
制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
⇒⇒ 平成31年4月14日発表 阿蘇山の火山活動解説資料 ⇒
https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/jikazan/kinkyu/V20190414_ASO.pdf
⇒⇒ 平成31年4月13日17時40分発表 阿蘇山の火山活動解説資料 ⇒
https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/jikazan/kinkyu/V20190413_ASO.pdf