>>>松本パルコ,美術館に変身 草間弥生さんらの作品展示
松本市の松本パルコで,松本市出身の前衛芸術家・草間弥生さんら長野県内ゆかりの作家の作品を展示する「パルコde美術館」を開催中です。黄色に黒の水玉模様をあしらった草間さんの立体作品「大いなる巨大な南瓜(かぼちゃ)」は,同じ模様が会場の壁や床に広がっています。
改修工事で休館中の松本市美術館の所蔵作品を展示の企画で,6階フロアが丸ごと展示室に来年2月まで4期に分けて開催。8月29日までの第1期は彫刻や絵画など約120点が並ぶ。。地元出身の彫刻家飯沼英樹さん,美術家の千田泰広さん,市内在住の彫刻家大曽根俊輔さんら12人の作品を紹介。
◇・松本市美術館×松本PARCO パルコde美術館 (所在地: 〒390-0811 長野県松本市中央1丁目10−30 会場:松本パルコ 6階全フロア、屋上)
「パルコde美術館」です。松本パルコ6階フロアと屋上を会場に、約8ヶ月間にわたって、松本市美術館が注目する現代アーティスト12人の作品―彫刻、漆芸、写真、絵画、インスタレーションなど、多様な表現世界をご紹介します。
・会期 2021年7月3日(土) 〜 2022年2月28日(月)
・休館日 水曜日(ただし祝日の場合は開館)、展示替え期間
・観覧料 500円(中学生以下無料)
・開館時間 午前10時~午後6時(最終入場は午後5時30分
◇・松本市美術館:〒390-0811 長野県松本市中央4丁目2−22
>>>松本市美術館-人気の美術館ランキング 4位
旅行サイト「トリップアドバイザー」実施の「旅好きが選ぶ! 日本人に人気の美術館ランキング2020」で,松本市美術館(松本市中央4)が初登場4位を飾りました。
このランキングは,国内の美術館に対する日本語口コミの評価点や投稿数などを独自に集計したものです。1位は2年連続でポーラ美術館(神奈川県箱根町),2位は大塚国際美術館(徳島県鳴門市),3位は足立美術館(島根県安来市)の順です。
◇草間彌生
草間彌生は1929年、松本に生まれ。松本、東京での個展を経て1957年に単身渡米し、ニューヨークを拠点に約16年間活動します。心の内から湧きあがる何かは、いつしか水玉、網目という存在に凝縮されていきます。そして、平面作品、立体作品、パフォーマンスアート、空間芸術、映像作品など様々な形となり、拡がっていきました。1973年に帰国し、拠点を東京へと移した後も精力的に制作を続けます。
草間は常に自らの作品が築き上げた評価を、新作によって軽く飛び越えてきました。ただし、それは立ち止まることを許されない創作活動でもあります。そして、今なお、その速度を落とすことなく、「前衛」であり続けています。