2008/02/23(土)01:13
並んで来ました!
全国誰もが知り得る事となったあのニュースを耳にした時、
少し離れてはいるけれど地元民として、又このお菓子を愛する者として
かなりの衝撃と落胆と、何とも言われぬ腹立たしさで、
かなりのショックを受けていました。
そして「もう絶対買わないっ!」って思っていました。
そんな「赤福」が営業を再開して数日が過ぎた先日、
消費者を騙し裏切って来た腹立たしさをもまだ抱え乍、
でもやっぱり食べたくて、先日友人と本店に出向いてきました。
営業再開初日には、早朝05:30の開店と同時に、
徹夜された方を含め、300人以上の行列を作り、
午後一には品切れで閉店だったと聞くので、
私達がお店に到着した頃、時計は既に11:00を回って居た事も有り、
品切れをも覚悟していました。
そして、本店前に到着したら、想像以上の凄い長蛇の列…。
200人以上は確実で、1時間半待ちとの事。
本店横に掛る橋の全長全ては勿論人が連なり、向こう岸迄
ずらずらずら~っと人・人・人が並んでいました!
※↓画像は、五十鈴川水面に映る列の陰…
なかなか進まないのでこんな写真も撮れちゃう訳で…。
ご覧頂ける様な、この一人一人の絶妙な距離感が日本人な訳で…。
因みに、人の指で付けられるこの赤福餅表面のあんこのナミナミは、
この川面の波々を表しています。
赤福ってこんなに愛されていたんだ・・・と実感。
そして正に「愛する者は赦す」の心境なのか・・・。
遊園地のアトラクション以外、そして食べ物でこんなに
並んだのは初めての経験でした。
幸い、商品は今日はまだ沢山用意されていたらしく、
お品に有りつく事が出来き一安心。1箱1箱の重みを改めて感じます。
で、先にお土産を沢山買い、その後、店頭で出来たてを
赤福特製のほうじ茶と共に頂きました。
待ち焦がれたソレは、いつか食べたあの時と同じ様に、
お餅は勿論”びよょ~ぉ~ん”と柔らかく伸び、
表面を覆った絹のような漉し餡は舌と唇にピタリ淑やかに触れ、溶け入る。
「あぁ、やっぱりこの味だ。美味しい!」
そして、他のどの人もそんな幸せそうな顔をしてお餅を頬張っていました。
こんな人々の顔や、連日この赤福餅を買い求める為、県外からも労を厭わず、
観光やお伊勢参りの限られているであろう大切な時間を割いて迄、買い求めたいと
思う人々で連なったこの行列を見て、赤福の社長さんは今どう思うのでしょうか?
私なら確実に、感動と感謝と反省で泣き崩れるでしょう。(…れそうでした。)
赤福に限らず、今後あの様な偽装は2度と有って欲しく無いです。
貴方の街の銘菓(お菓子)は元気ですか?