「花いかだ」  ~旅こよみ~

2008/07/30(水)22:24

戸隠山登山  ~ 戸隠山 ~

山登り(44)

午前7時20分 いよいよ登山開始だ尾根に出るまでは眺望のきかない樹林の中をジグザグに急登が続く。登山道脇に大岩があり鎖が付いている。登ると眼下に鏡池が光っている。ここを過ぎると急傾斜の道はなくなるが、戸隠連山特有の岩塊(凝灰角礫岩 ) が現れる。  鎖場を超すと「五十間長屋」にたどり着く。しばし休憩、岸壁越しに戸隠山の険しい稜線が間近に迫ってくる。ここから左に巻きながら進むと「百間長屋」に着く。オーバーハングの岸壁の下に石仏が祀ている。沢を横切って「西窟」を過ぎると10~15mほどの鎖場だ。登りきると展望がひらける。  ここからが岩の稜線が始まる。湿った沢状の岩場約 30m 上部でトラバスする。しっかりした鎖があり難なく通過する。斜度70度(もらった地図に書いている)ほどの「胸突き岩」へと急登が続く、次はこのコースの核心部、「蟻の戸渡り」 「剣の刃渡り」の稜線だ。  字のごとく、幅50cm程のナイフリッジ、西側は絶壁だ。高度感があってスリル満点。岩は凝灰角礫岩でまめ板状で石が抜けそうなので注意が必要だ。通過して分かったが、東側にエスケープルートがある。こちらを通れば簡単に通過できる。  チムニー状の岩を抜けると八方睨ピーク(1900m)だ。ここで西岳方面と戸隠山方面に分かれる。午前10時、約2時間半の登りであった。この登りは想定外の登りでスニーカーでは ちょっとやばい。この山を少し甘く見ていた感がある。しかも北アルプスと違って、特異な岩質で岩が風化や崩壊が激しく、手がかりした岩や、足場にした岩が抜けやすい。靴底に泥がつまって滑りやすくなる。「八方睨」からは少しのアップダウンはあるものの快適な稜線歩きだ。       戸隠山(1911m)のピークを越えて稜線を進むと屏風岩がある。  乗り越えて下ると「一不動」の避難小屋に着く。ちょうど12時過ぎだ。ここでローソン弁当で昼食とする。  この「一不動」から高妻山(2,353m)に3時間余りで登れる。 30分ほど休憩して12時30分下山にかかる。少し降りると「氷清水」の湧き水があり冷たくて美味しい。ペットボトルに詰める。ここからが大洞沢にそって降りる。途中鎖場があって滑りやすい、要注意だ。1時間30分ほどで戸隠牧場につく。ソフトクリームを買って、バスの時間を聞くと2時23分発のバスがあるという。(1時間に一本だ)ソフトを食べながら歩き、バスに間に合った。10分ほどで奥社入り口の駐車場に着いた。

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