ネパール紀行 ~ ナムチェ(3) ~
10時になった。タバさんにシャンボチェの丘に登ろうと声をかける。大丈~夫!! 日本語だぁ~ 少しの単語を話す。まぁ~ 何とか行けると思う。10:20にロッジを出た。今日は快晴だ。気持ちが良い。全然寒くない。急な登り坂だ。ナムチェの村は3,440m そこからシャンボチェの丘を通ってエベレスト・ビュー・ホテル3,880mまで標高差440mを歩く。やっぱり、身体が重い、力が入らない、脱力感でなかなか前へ進まない。休み休みの連続で何とかシャンボチェの丘に着いた。 上からみるナムチェの村は扇方をした斜面に民家・ロッジが建っている。こんなヒマラヤの山奥にこれだけの村が・・・・ここからは緩やかな道がつづく、景色は抜群と表現するしかない。途中、 素敵なロッジがあり少し休憩だ!! このあたりは樹木もなく芝の広がった快適な散歩道といった感じだ。 ビユー・ホテルの建物はこちらからは樹木に囲まれて見えにくい。 シャンボチェの丘から20分ほどで来るところを40分もかかった。 まぁー しかたないことだ。 立派な階段を登るとロビーだ。静まり返っている。客はいないのか・・・?? ネパール人の従業員が出てきた。日本語で 「いらっしゃいませー」 と言って メニューを置いていった。ローマ字の日本語メニュー0YAKO DONBURI SEzTO(親子丼セット)をたのむ。 出来るまでテラスに出てヒマラヤの景色を楽しむ。 このテラスからの眺めはすばらしく、エベレスト(8,848M)をはじめローツェ(8,516M)・ヌプツェ(7,879M)・アマダブラム(6,856M)とヒマラヤの神々の名峰が鎮座している。 これが世界最高峰のエベレストだ。8848m ↓ 観ていてあきることのない至福の時間を過ごす。やっぱり日本の味だ。それに、味噌汁、漬け物、お茶(グリーン・ティー)、プリンがセットになっている。 しかし、丼は半分しか食べられなかった。が、久しぶりの日本食だ。それになんといってもお茶がおいしい。二人組が入ってきた。フィリッピンからきたという。3,880M で四人だけの静かな食事だ。3時前になってホテルから出るとヘリポートがあった。以前、雑誌でインドの山奥の岩上でヨガをしている写真を見たことがあった。それを真似してここでヨガをしょうと、タバさんに提案。彼も喜んで やろう やろう と乗り気だ。 陽の当たる所は暖かく、上着を脱いで、シャツ一枚、下はズボンを脱いで、バッチ 一枚になってヨガのポーズをする。 あぁ 気持ち いい~ いい~ しばらく楽しんだあと下山を始める。日陰に入ると極端に寒くなる。下り坂で、あれ・・れ・れれ・・、足を置く石が二重に見えたり、遠近感が見えずらくなっているのに気がつく。これは、高山病の表れか、 やばいぞ ー 4時にロッジに帰ってきた。ミルクティーを飲みながら休憩していると、日本の若者が一人、ガイドと一緒に入ってきた。この若者は昨年アンナプルのトレキングをしてきてネパールの魅力に取り付かれたとか・・・ 今年はエベレスト街道でカラパタールまで行くと言う。つづいて、日本の親子連れが入ってきた。父親(60歳前後か??) と 娘(30歳前後か?? ) だ。この二人はここ(ナムチェ)までだそうだ。このあと、インドに向かうらしい。 娘と一緒に旅ができるというのは父親にとっては羨ましいかぎりである。この山奥のロッジで日本人に会えるというのは嬉しいし励みになる。夕食はチャーハンと半熟卵、スープにしたが半分も食べられなかった。体調は今一だ。明日、カラパタールに出発できるか微妙な所だ。8:30になって部屋に戻って休む。。。。。ZZZZZ・・・zzzzzz