【晩酌報告】トスカーナ州　ディエヴォーレ　ディエヴォリーノ

今日は朝からシトシト雨降り。 配達、イヤ～な感じです。 さて昨晩はディエヴォーレを味見しました。 トスカーナ州 ディエヴォーレ ディエヴォリーノ　２００６年 税込価格　２１２８円 サンジョヴェーゼ　９０％ マルヴァジア・ネラ、カナイオーロ、コロリーノ　１０％ ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成１２ヶ月 瓶熟　３ヶ月 アルコール度数　１３度 輸入　（株）グローバル ディエヴォーレはキャンティ・クラッシコ地区でも大きな規模の生産者です。 歴史も古く１１世紀頃から葡萄の収穫記録があるとのこと。 途中で荒廃したりしましたが、最近の努力の結果高い評価を受けています。 今回味見しましたのは、ラインナップの中で一番お手頃な赤。 樹齢３年から５年の若い樹から取れた葡萄を使っています。 お手頃と言いましても、結構な値段なんですけどね。 でも中身はとても良かったですよ。 綺麗な赤紫。 濃いめの色合いからは若くフレッシュなサンジョヴェーゼが連想されます。 香りは最初から強め。 ベリー系の甘い香りが立ち上がってきます。 香辛料系の香りとともに、骨太なアルコールを感じ取れます。 一口目。 酸味は若いサンジョヴェーゼそのまま。 滑らかですがしっかり存在しています。 果実感は香りから想像するとおり、押し寄せるような強さ。 サクランボやラズベリーの様な甘い味わいです。 あ、糖分で甘いわけではないですよ。 あくまで果実感から甘く感じます。 タンニンはほとんどありません。 余韻は香りが強いせいか価格の割に随分長めです。 時間が経つにつれ、味・香りのボリュームはますます大きくなってきます。 最初にあった太めのアルコール感が薄れていく分、 あとになればなるほど苺ジュースみたいでした。 一つ難点は酸味でしょうか。 最初にあった酸味は果実味の爆発でどっかへ行っちゃいます。 私は比較的酸っぱいワインが好きなので、 最後の方は味わいのバランスに問題を感じてしまいました。 この辺は好みなんでしょうけどね。 全体的にはとても良くできたワインだと思います。 プロシュートをチビチビとちぎりながら飲んでいたのですが、 塩分に果実味がピッタリでどうもワインが進んで進んで。。。。 おいしかったです。 お勧めですよ。 イタリアワイン・食材専門店 「コルクの気持ち」