2017/10/25(水)22:32
ナベヅル第1陣飛来から一夜明け…周南・八代盆地
本州唯一のナベヅルの越冬地・周南市の八代盆地に
24日夕方、第一陣のナベヅル2羽が飛来した。
つがいの2羽は
25日朝も、八代の田んぼに降り立ち、羽を休めていた。
今シーズン第一陣となるナベヅル2羽。
ねぐらへ向けて飛び立った。
一夜明けた25日午前6時すぎ、
ねぐらから、エサ場の田んぼへ移動していた。
田んぼで2羽は、いわゆる「ツルのダンス」を繰り返す。
午前8時、
周南市ツル保護アドバイザーの河村宜樹さんが、観察に訪れた。
河村さんによると、
八代で昨シーズン唯一、越冬した家族とという。
ことしは、幼鳥を連れてきていない。
八代では、かつては300羽を数えたこともあったが、
昨シーズン冬を越したのは、3羽だった。
河村さんは
「去年は、3羽じゃった。今年は2羽。
まあ少ないが、来ただけでもいい。
たぶんシベリアの方も、天候が悪かったんでしょう、
子育てがうまくいかなかったんでしょうね」
と話していた。
午前10時、八代小学校の子どもたちによるツルの観察が始まった。
学校新聞「つる日記」の取材も兼ねている。
この1年生の男の子は、ツルを見るのは、この日が初めて。
八代小の子どもたちは、「つる日記」で、
自然保護の大切さを、地域に伝えることにしている。
[ 10/25 19:41 山口放送]