2006/04/05(水)13:50
尊厳死について
富山県の某病院にて人工呼吸器取り外し事件で私は怒っています
今朝来た日経新聞には遺族が『呼吸器取り外す事を外科部長にお願いした』
とありましたがそんな事を言いたいのではない
今から20数年前父が突然の蜘蛛膜下出血により入院と決まり開頭手術をし
以後11年間『植物状態』が続き最期は肺炎併発し亡くなりましたが
手術後3ヶ月位したとき執刀医の先生から呼ばれ
『お父さん治る見込みないから出て行って欲しい』と
勿論医療費・治療費の支払いだって一度の遅れもありません
『何故ですか?』
『病院は患者さんを治すところですので治らないからと言って
長くいられても困ります』
俺は医師のむなぐら掴んで
『てめ~もう一度言って見ろ~!この野郎!』
『てめ~の手術が下手だからだろ~無責任じゃねか~このままじゃ済まさない
からな覚えておけ』何て怒った時がありました!(若かった)
でも口の利けない、肢体全てが動かないだけど闘病中の父を思ったら
そんな事どうでも良い事に思えました!
『生きている』だけで励みでした。2度程転院しましたが
その11年間家内は毎日病院へ看病に行き『お義父さん頑張って!』
なんて励ましたりしている姿を小さかった娘達の多少記憶にもあるみたいで
『お祖父ちゃん頑張ってたよね』何てふと思い出し口にします。
闘病中の患者であれ肉親に『尊厳死』を理由に『安楽死』依頼するなんて
絶対に俺は許しません!