脳腫瘍再発を抑えるメトホルミン
国立がん研究センターと山形大の研究チームは、悪性脳腫瘍に対し、糖尿病の薬と抗がん剤を併用する治療法の有効性を確かめる医師主導の臨床試験を6月から始めたと発表しました。チームはこの併用法が確立すれば安価に治療ができ、他のがんに応用できる可能性もあるとしています。 悪性脳腫瘍は手術後に放射線と薬で治療を行うのが一般的ですが、短期間で再発することが多く、再発の抑制が課題となっています。 チームはこれまでの研究で、脳腫瘍のマウスのがん幹細胞に糖尿病治療薬「メトホルミン」を投与すると、幹細胞の機能を喪失させ、腫瘍の再発を抑えられることを突き止めたそうです。 6月からの臨床試験は山形大など全国5施設で実施。患者15人が参加し、治療の有効性を2年かけて調べるとのことですが、たった15人の治験で有効性がわかるのですかね?糖尿病治療薬「メトホルミン」は、私達が日頃使っている薬です。