カテゴリ:医学
よくある肺炎球菌性肺炎を的確に診断することが大切です。重症度が高くなければ最初からベンジルペニシリンやアンピシリンといった抗菌薬で治療することは可能です。
2014年から、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となりました。しかし、65歳以上の高齢者全員が対象ではなく、特定の対象年齢が決まっている変則的な定期接種です。 ときどきある間違いとして、「肺炎球菌の肺炎になったのであれば、肺炎球菌ワクチンはもういらないのでは?」という思考があります。通常使用される肺炎球菌ワクチンのニューモバックスは、23種類の莢膜型の肺炎球菌を型別に培養・増殖し、殺菌後に各々の型から抽出・精製した莢膜ポリサッカライドを混合した製剤です。肺炎球菌には多数の莢膜型があり、「肺炎球菌の感染症になったから、ワクチンは不要」とはなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 1, 2022 08:40:39 PM
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