高山(牛ケ峰)にサシバの渡り~ 2023.10.3
今朝の静岡新聞に高山(たかやま)別名・牛ケ峰にサシバが来ている記事と写真が載っていた~そうか、もうそんな時期なんだ。毎年10月上旬になると北から南下して東南アジアにむかうワシタカ類の渡り~遅い出発となってしまったが、水見色(みずみいろ)集落の最奥、山ノ神平の駐車スペースにクルマをデポして、案内標識に従ってスタート!舗装された農道歩きを20分で終点に到着する山道に入る~去年の台風の惨禍なのか沢は大きく崩壊し,根の浅い杉の倒木がたいへん多い!意外に急な、階段が続いて、、、現在、通行止めになっている車道に出た後、横断し、高山の池を目指す~高山市民の森の一角に到着、よく整備された自然林が美しい~親切な説明板まで設置されている~時期になればミズバショウの咲く高山の池、ニホンジカやニホンカモシカの食害を防ぐために周囲はネットが張られている~今は、なにもなくただ静寂を保つのみ、、高山の池から緩やかな坂を登り切ると駐車場にクルマが4台も!通行止めなのに~この後、森の恵の管理人さん?と話したら、新間から来てるんだと云っていた~そうかその手もあったんだなあ~赤い実をつけだしたガマズミ(スイカズラ科)この程度では、まだ酸味が強いので果実酒に、さらに熟すと甘酸っぱく生でも美味しく食べられます~「森の恵み」すてきな薪ストーブもあるウッディな建物で、この山域に生息する動植物に関する学習施設である(標高634m)この施設を左に見下ろしながらさらに山頂を目指します~二等三角点のある高山(717m)に到着やれやれ~ひとあせかいてしまったヨ~山頂からの眺望はすばらしく静岡市街地、駿河湾、伊豆半島までが見渡せます~前後に重なる焼津アルプス(奥側)と丸子アルプス(手前)も、、静岡市民憩いの山、竜爪山だぁ~左方に大棚山、奥に見えるは、安倍東山稜の山々~山頂に着くと、10人ほどのバードウオッチャーがフィールドスコープや双眼鏡片手に飛来を待機中、肉眼でも確認できたが、タイミングよく、頭上高くに10羽ほどのサシバが丸い円を描くように飛翔して西の空へ移動していった!(写真に収める間もなかった)これはいいと、コンビニで昼めしがわりに買ったまだ温かい肉マンとピザまんを頬張りながら空に集中し続けたが、その後は、待てど暮らせど姿が見えず、ベンチに寝転んで2時間近く待ったが1羽確認したのみだった~ああー残念<参考写真>サシバ(ワシタカ類)絶滅危惧Ⅱ(財)日本野鳥の会より抜粋夕暮れ近くなったので、今日はこれでウォッチング終了!たまにきてサシバの乱舞を見ようなんてのは虫が良すぎるというものだろう~もっと通わなくてはね!そのとおり~周りを見渡したらいつの間に一人だけまだ辛抱強く待機している人がいた。野鳥の会の会員さんだろうか詳しい話を聞かせていただき、下山にかかった~帰宅後、野鳥関係の本で調べたら、ルートはふたつあるそうだが、この辺では、太平洋岸に沿って山の上昇気流を利用して愛知県。渥美半島・西端の伊良湖岬(いらござき)を通り、紀伊半島の大台ケ原、四国を通過し、東南アジアへ旅立っていくのが通説らしい。日本で生まれた幼鳥を伴っての移動は大変な苦労を伴うものだと想像できるが、一度でいいから。伊良湖岬で壮大な渡りの光景を見てみたいものである。夕陽が当たって映えるゴマキ(スイカズラ科)別名・ゴマギ秋、実の柄も赤く色づき美しい~ なお、現在、水見色小学校のすぐ先の高山市民の森へいく車道は、道路の崩壊のため通行止めになっており、クルマで行くとすれば、新間から行く手があります。いちど走ったことがあるけど、なにせ道路が狭くて陰気!対向車に注意しなければならないのが厄介であります~行くならやっぱり歩きましょう!それももっと早い時間にね~<参考コースタイム>山ノ神平(水見色12:10)~12:30農道(舗装)終点~12:50車道横断~13:15高山の池~13:25森の恵(駐車場)~13:50高山(牛ケ峰)15:40~15:50森の恵(駐車場)~16:15車道横断~16:30農道(舗装)終点~16:50山ノ神平(水見色) 歩数計→12730歩 2.5万図 牛妻