633240 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

はまりんこ

はまりんこ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ゆきBOO

ゆきBOO

カテゴリ

日記/記事の投稿

バックナンバー

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2012.11.11
XML
カテゴリ:ボーイスカウト

久しぶりの更新です。

次男、ちびすけが年少のビーバー隊からカブ隊へ上進(進級)しました。

これから向こう3年間、青い制服です。






今日は朝から電車に乗って、盛岡から沿岸釜石市まで行きました。

快速列車で片道2時間20分の小旅行となりました。




本日の目的は「災害について考えよう」


被災した釜石の団の案内で駅前から避難経路を歩き、

高台の避難場所までを辿ってみます。





震災後、初めてこの夏沿岸に行きました。


盛岡から真東の宮古市へ行き、南下して釜石市も車で通りましたが、

実際に下りて歩いたわけではありません。

その時は季節も夏だったので、荒地に草がぼうぼう生えている光景が広がっていました。


損壊した建物もそのままで痛ましく眺めたのでした。

 








DSCN0354z.jpg




















駅の近くの川はとても水が綺麗で、底の石もすっかり見えるほど。


川を上ってくる鮭がまだいました。


あんなことがあった後でも自然の営みは変らない。





DSCN0357z.jpg

 

 




 

こんな綺麗な川だけど、震災の時はここを津波が上ってきました。


川を上ってきた津波の色は“白かった”そうです。


波の先端が砕け散って白く泡立っていたのです。


それを見てただごとではないと、声を掛け合いすぐさま高台に避難したそうですが、


本格的な津波が押し寄せるまで時間があったため、


すぐ近くの自宅に防寒着などを取りに戻った方々もいたようで、


残念ながらそのような方は、戻って来れなかったのでした。


沿岸では「津波てんでんこ」という言葉があります。


これは「何にも構わないでいいから、とにかく逃げろ」という意味です。


津波の被害を被っている先代からの教訓です。









また、このあたりは1m前後地盤沈下しているそうです。


なので大潮の時は冠水して歩けなくなる区域があちこちあるようで、

看板が立っています。


ここの側溝はしばしば海水が流れ込み、溢れ出ているので、

コケが生えていました。

 

DSCN0361z.jpg

 

 

駅前の商店街もガレキが片付けられただけで、まだ整備が進んでいません。


震災後、まずやったのは道路を通行できるように片付けることだったと


当時の写真を見せながら、釜石の団の指導者が話をしてくれました。

 

 

DSCN0362z.jpg






珍しい重機。


土中の基礎などを砕いて取り除くためのもの。


先はペンチのような形をしています。

 

 

DSCN0363z.jpg

 








 


商店街がこちらのプレハブに集団移転していました。


背後はお寺とお墓。


すぐに山が迫っていて、平地が少ない印象です。


リアス式海岸の特徴でもあるのですが、新たな建設地を見つけるのに

苦労しているのは容易に想像できます。




DSCN0365z.jpg

 








青い看板が津波の高さを示しています。


 

DSCN0366z.jpg
















仮設住宅。


これからいよいよ寒い冬がやってきます。

2度めの冬です。


火が怖いので、エアコンに頼る生活をしている方も多いようで、

それも不便を強いられています。




DSCN0370z.jpg










損壊して危険な建物には×のマークがついています。


このような建物が至るところに撤去もされず、手付かずになっています。




DSCN0372z.jpg











この階段を上った先の高台が避難場所です。

かなりの階段数。

若い人ならともかく、体の不自由な方やお年寄りはさぞかし大変だったことでしょう。


そういうと、そのような方は皆で協力して、おぶってこの階段を上ったのだとか。



DSCN0373z.jpg






DSCN0374z.jpg










避難場所の高台からの眺め


建物がなくなり、広々として見えます。


DSCN0377z.jpg










この写真を撮ったのは、12:30

今日は小潮から大潮に移る中日くらいですが、

潮目表をみるとこの日の満潮はちょうど12:50頃で潮位は130cm

数日後の大潮は155cmまで上がるというのですが、

すでに岸壁は海水に覆われていました。



それくらい地盤沈下しているということです。

これを解消しないと、何も上に建てられない、造れないといいますが、

生半可なことではないでしょう。

 

DSCN0380z.jpg












復興工事やボランティアの方々が泊まる施設が不足しているので、


ホテルを建設していましたが、1m程度の盛土をした上に建てていました。



DSCN0382z.jpg













一通り見て周り駅前に戻りました。


最後に亡くなった方々に思いを馳せて、“復興の鐘”を突きました。





DSCN0389z.jpg






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.11.11 21:38:44
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Re:災害について考えよう ~電車で沿岸 釜石へ~(11/11)   とりの なくぞう さん
6月に釜石、9月に石巻の被災地をこの目でみました。
いまだたくさんの後が残っているけど、人々はがんばっていました。
対岸の火事にならないよう、離れたところからでも出来ることを考えて行きたいと思います。

スカウトにはどのように写ったのでしょうね。
(2012.11.12 17:36:19)

Re[1]:災害について考えよう ~電車で沿岸 釜石へ~(11/11)   ゆきBOO さん
とりの なくぞうさん

ずいぶんと前のような気がしてしまうけど、あの震災はまだ1年半ほど前の話ですもんね。いろいろなことが進まなくても人々は生活していかなくてはならないんだなと改めて思いました。
(2012.11.12 21:13:55)


© Rakuten Group, Inc.