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昨日と今日、またまた出面に行ってきました。
今回は、センキュウという薬草の出荷前の商品チェックです。 センキュウという薬草は、せり科の多年草で、北海道や東北の寒冷地で栽培されています。北海道では北見と帯広で栽培されているそうです、 茎の先に白い小さな花が咲きますが、薬草に使用するのは、根の部分。 全体に特有の芳香がありますが、特に根の部分の匂いは強烈です。 血管拡張、血液の流れを正常にする働きがあり、特に婦人病に効果があるようです。 他に補血、強壮、鎮痛薬、入浴剤に使われていますが、 このセンキュウ単独では薬効が無く、カンゾウ、しゃくやくなど6種ほどの薬草と合わせて、使われます。 出荷先はツムラですが、結構品質チェックが厳しいそうで、手抜きは許されません。 さて、作業は、ベルトコンベアに乗った、大きさ様ざまのセンキュウの茎を切り落とし、 小石を除き、ごみを取ります。 茎には薬効がないそうで、出来るだけ丁寧に茎をちぎりますが、 干されてカチカチになった茎は、思いのほか硬く、指先が痛い。 その上、ベルトコンベアが右から左へと流れているのに、 いつの間にか、逆さまに流れているような錯覚を覚えます。 あー、めまいがしてきました。 良い匂いを通り越して、そのうち強烈さが胸に篭ります。匂いに酔いそう。 椅子に座って、ストーブの暖かい部屋でラッキーと思いましたが、 長いもとは違う苦痛が伴います。 この流れ作業を、農家3人と出面の2人で、向かい合わせで作業するわけです。 世間話、町内の動向、漬物の美味しい漬け方、はては農家の息子のお嫁さん探しまで、 下を向き、手を動かしながら、口を動かして、苦痛を和らげます。 気分がだんだん悪くなってくると、自分が無口になるのがわかります。 昨日の初日は、さすがに食欲が無くなってしまい、だんな様に特別ケアで頭蓋骨の治療と、 肩から首の治療を受けました。 頭蓋骨の治療が効いたのでしょう、本日はあまりめまいも起きず、ニッパーで茎を切る小道具を持参して、何とか役割を果たしてきました。 この作業が2週間は続くそうです。 ゾーッとしてしまいましたが、そこは農家の方は経験者、交代要員を確保してくれていて、 ホッとしました。同僚の奥さんは、けろっとしていましたが。 衣類といわず、体中に匂いが沁みこんでしまいました。 明日から3日間お休みです。 家中に匂いが篭りそうなので、だんな様と町(帯広市内)に逃げよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/11/23 07:47:36 PM
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