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カテゴリ:季節の風景
日中でも12度前後、少々肌寒く、チューリップも雨に打たれ、しょげています。 でも、季節は確実に初夏に向かっている様子。 柏の木が若葉色に変化し始めました。 柏餅を包むあの葉っぱです。 むかーし、むかし。 お金を借りた御仁が言いました。 「柏の木の葉が落ちた頃に、必ず返すから」 貸した方は、今か今かと待ちました。 秋から葉が茶色に変わり、寒風と共に、周辺の木々の葉が皆落ちた頃、 柏の葉は、枯れた葉をまだしかっりと付けていました。 周りが新緑に包まれた5月、柏の葉はまだ茶色のまま落ちません。 6月、ハッと気が付くと、いつの間にか、新しい芽が出て、次の葉が出ています。 枯れた葉と交代するように。 お金はいつまで経っても戻ってきませんでした。 柏の葉は、「ゆずり葉」の仲間です。 新しい芽が育ってから、古い葉が譲って落ちていくので、ついた名だそうです。 なかなかこころ温まる呼び名ですが、 くれぐれも「柏の葉が落ちたとき・・・」にはご用心。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/30 04:07:38 PM
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