048867 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

十勝・帯広・八千代の極楽トンボ

十勝・帯広・八千代の極楽トンボ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

八千代Q0503

八千代Q0503

Favorite Blog

白魔女の館 †minoru†さん
70才からの一人暮… ふうちゃん1245さん
我が道を突き進めば… みーSさん

Freepage List

Archives

2024/11
2024/10
2024/09
2024/08
2024/07
2006/06/15
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
 ようやく義歯を入れてもらう日が来たが、どうも神経の興奮が収まらない。
結局、神経を取ることになった。
麻酔の注射が目の前ににょっきっと出てきた。
「はい、チクンとしますよ」
歯科衛生士さんが声を掛ける。
これって、緊張するなあ。

いっこうに痛みが取れないみたい。
「はい、起こしますよ。うがいしてください」
「あれー、沁みますけど」
「沁みますか。様子見ながらやってみましょう」
女先生が言いながら、
「はい、口を開けてください」

ガリガリ始まった。
「水をかけますよ。我慢できなかったら、合図してください」
いちおう我慢する。
だんだん沁みてくるのが激しくなるような・・・。
目をつぶっていると、音と併せて、映画の拷問シーンが浮かぶ。
(たすけてくれー、何でも言うから・・・)という心境になってきた。
思わず頭をずらせようとするが、よく出来たもので、シートが邪魔して逃げられない。
手と顔のゆがみでSOSを発信。

「どうも、神経過敏になっていて、麻酔が効きにくいので、もう少し広範囲に効く麻酔を打ちましょう」
(もう、どうにでもしてくれ。ハヨ痛いのを取って頂戴)

やっと、麻酔が効いた。
今までの痛みがウソみたい。
先生がやりやすいように、大口を開けて30分ほど経ったころ、
うん?ヤバイ。これはヤバイ。
アゴの筋肉が硬直し始めた。
案の定、口が閉まらなくなった。
「はい、ちょっとうがいしてもいいですよ」
「クヒガヒマリマヘン。アゴはずれたみ・・・」
女先生も、衛生士さんもビックリ。
しかし、さすがドクター。
一生懸命、アゴを動かして直してくれようとする。
「イテテテ、ビフンデナホシマ・」
アゴの筋肉が硬くなって伸びきっている感じがする。
やさしくもんでやりながら、左右にゆっくり動かしたら、ハマッタ!!
どうやら、アゴの蝶番がだいぶがたついてきている様だ。

以前にも同じ経験をしたので、多分治せるとは思ったが、
一瞬このままだったらどうしよう。
口をあんぐり開けて、「ウワワワ」じゃ、外にも出られないよ。
そういや、口をあんぐり開けたおもちゃマスクを誰かしてたなあ。
なんて、緊張感のない、しょうもないことを考えてしまったが、
お二方は、心から安堵した様子で、以後の治療では
ちょっと触っては、
「はい、楽にしてください。開けられる範囲で治療しますから無理しないで」
えらくやさしく慎重な作業となった。

アゴ、下唇、しびれが残っている。
「もし、明日になっても、しびれが取れてなかったら、必ず電話してくださいね」
親切なような、ドッキとするような怖い話。

夕方4時過ぎ、ようやく麻酔が消えた。
安心したとたん「お腹すいたー」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/06/15 04:47:43 PM



© Rakuten Group, Inc.
X