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カテゴリ:カトリック
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教皇ベネディクト16世は、14日午後、司牧訪問のため南イタリア・プーリア州に向かわれた。 教皇がプーリア州を訪れるのは、登位後間もない2005年5月、イタリア全国聖体大会のためにバーリ市を訪問以来、今回で2度目。このたびは14、15日両日にわたり、サンタ・マリア・ディ・レウカとブリンディジを訪問される。 最初の訪問地、サンタ・マリア・ディ・レウカは、青い空と海に白い家々が映える岬の町。長靴形に伸びるイタリア半島のかかと部分の最先端に位置し、同半島によって分けられた東のアドリア海、西のティレニア海がまさにここで一つに出会う。 レウカの岬に到着された教皇は、さっそく聖母巡礼聖堂サンタ・マリア・デ・フィニブス・テッレに赴かれた。フィニブス・テッレが「地の尽きる所、地の果て」を意味するように、実際その先には広い海が広がる。 教皇は地元の人々の熱い歓迎を受けられながら、聖堂前の広場でミサを捧げられた。 ミサ中の説教で教皇は、伝説では聖ペトロはここからイタリアに上陸し、最初の宣教を行なったといわれていることに言及されたほか、「地の果て」という名を持つこの巡礼聖堂が、「(あなたがたは)地の果てに至るまで、わたしの証人となる」というイエスの弟子たちへの最後の言葉の一つ(使徒言行録1,8)を思い起こさせて大変意味深いと述べられた。 この場所がヨーロッパ大陸と地中海の間に、西洋と東洋の間にあるように、聖霊降臨のもとに生まれた教会もまた、地理・文化・民族の境のない普遍の性格を持ち、すべての言語を話すように招かれていると強調された教皇は、プーリア州の教会が民族と文化の架け橋となり、人類の一致のしるし、道具となっていくよう願われた。 また、南イタリアの若者たちが、ユートピアとしての希望ではなく、善の力による確固とした信念としての希望を学び、時には横暴や狡猾さがそれに勝ることがあるように見えても、長く沈黙のうちに働き勝利する善の力を信じることができるよう、教会は精神的・倫理的育成と祈りをもって、これらの若い世代を支えていかなければならないと励まされた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.18 22:58:44
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