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─ 灼熱 ─

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2005年09月06日
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これは下の続きです。次をクリックしてそちらを先にお読み下され。

「ロックフェラー財団」



さて、ようやく“財団中の財団”であるロックフェラー財団の話になる。

下院銀行通貨委員会の委員長をつとめたライト・パットマン議員は1967年の公聴会でロックフェラー系の14の財団がスタンダード石油の株券で10億ドル以上の資産を保有していることを証明した(らしい)。もちろん財団はこの株式に関する税金は支払っていない。財団が株を所有することで競合する資本家たちはスタンダード石油の株を買い集めることはできなかった。ロックフェラーは巨額の税金の支払を免除されたので、通常の税率で税金を支払わざるをえなかった他の会社に対する、とても太刀打ちできないほどの市場優位性をロックフェラーに与えた。これでは法人税を引き上げる世論を盛り立てても、ロックフェラーが優位になるばかりである。「財団は投資」なのである。

ロックフェラー財団の憲章は1913年5月22日に著名認可された。ロックフェラー財団の設立発起人は次の人たちである。

ジョン・D・ロックフェラー、ジョン・D・ロックフェラー二世、ヘンリー・プラット・ジャドソン(シカゴ大学総長)、サイモン・フレックスナー、スター・ジェームソン、ジェローム・D・グリーン(パリ講和会議賠償委員会事務局長)、ウィクリフ・ローズ(ピーボディ大学教授、ピーボディ基金事務局長、スレイター基金と一般教育委員会の理事)、チャールズ・W・エリオット(エレン・ピーボディと結婚、ハーバード大学名誉総長)。

1913年から63年までの50年間でロックフェラー財団の理事長を務めたのは、ジョン・D・ロックフェラー二世、ウォルター・D・スチュアート、ジョン・フォスター・ダレス、ジョン・D・ロックフェラー三世の4人である。

ウォルター・D・スチュアートとは、戦時産業調整委員会でバーナード・バルークに仕えた人物で、1922年から25年までは連邦準備制度理事会の理事を務めている。28年からはイングランド銀行経済顧問、31年からは国際決済銀行の特別顧問、53年から56年はアイゼンハワー大統領の経済諮問委員会、その後、プリンストン高等研究所所長となった。

ジョン・フォスター・ダレスについてはご存知の通りである。彼の恩師はウィリアム・ネルソン・クロムウェルと言われており、ダレスが上級共同経営者として務めたサリヴァン&クロムウェルの創立者である。ジョン・フォスター・ダレスはジャネット・ポムロイ・エーヴリーと結婚してロックフェラー家の一員となった。国務長官ロバート・ランシングはダレスの叔父である。ダレスは、J・P・モルガン商会、ナショナル・シティ、クーン・ローブ商会、ディロン・リード、ギャランティ・トラスト、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン、これらの顧問を務めウォール街の法律顧問を独占していた。

上に挙げた4人以外のロックフェラー財団の歴代理事長は、ジョージ・E・ヴィンセント、マックス・メーソン(シカゴ大学総長)、レイモンド・ブレイン・フォスディック、ハリー・エマーソン・フォスディック(レイモンド・ブレインの兄弟)、チェスター・I・バーナード、ディーン・ラスク(国務長官)、J・ジョージ・ハラーなどといった顔ぶれである。

事務局長には、ジェローム・D・グリーン(ロックフェラー医学研究所事務総長、ブルッキングズ研究所理事、ローレンス・ロックフェラーが事務局長を務める太平洋問題調査会議長)、エドウィン・R・エンブリー(ジュリアス・ローゼンウォルド財団設立者)の2人がいる。

理事には次の人びとがいる。オリヴァー・シューエル・フランクス男爵(英国駐米大使、ローズ基金理事、シュローダー銀行役員、ロイズ銀行会長、イーストアングリア大学総長)、チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ(ニューヨーク州知事、最高裁判所長官)、ジェームズ・R・エンジェル(国民調査会議議長、カーネギー財団理事長、エール大学学長、娘がウィリアム・ロックフェラー夫人)、トレヴァー・アーネット(国際教育委員会理事長)、ハリー・プラット・ジャドソン(ミネソタ大学総長、中国のアメリカン大学総長)、ヴァーノン・ケロッグ(フーヴァーの補佐官、ブルッキングズ研究所理事)、スター・マーフィー、ウィクリフ・ローズ(ピーボディ大学学長)、A・バートン・ヘップバーン(ナショナル・シティ・バンク副頭取、チェース・ナショナル・バンク頭取)、ジュリアス・ローゼンウォルド、マーティン・ライアソン、カール・T・コンプトン、ジョン・W・デーヴィス(駐独大使)、ジョン・スローン・ディッキー、ハロルド・W・ドッズ、ルイス・W・ダグラス(英国大使、メトロポリタン生命会長)、オーヴィル・ドライフース(ニューヨーク・タイムズ会長)、リー・A・デューブリッジ(カリフォルニア大学学長、英国より国王勲章授与)、デーヴィッド・レオン・エゾール、チャールズ・ウィリアム・エリオット(エレン・ピーボディと結婚、ハーバード大学学長)、サイモン・フレクスナー(ロックフェラー医学研究所を設立)、ダグラス・フリーマン、ハーバート・S・ガッサー、フレデリック・T・ゲイツ、ウォルター・S・ギフォード(カーネギー研究所理事長)、ロバート・F・ゴヒーン(プリンストン大学総長)、ハーバート・スペンサー・ハドリー(ミズーリ州検事総長、ミズーリ州知事)、ウォレス・K・ハリソン(ロックフェラーセンターおよび国連ビルの設計者)、セオドア・へスバーグ(ノートルダム大学総長)、アーネスト・M・ホプキンズ(ダートマス大学学長)、アーサー・A・ヒュートン、クラーク・カー(カリフォルニア大学総長)、ロバート・A・ロヴェット(ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの共同経営者、国務次官、国防長官)、ロバート・S・ロヴェット(前記の父親)、ベンジャミン・マッケルウェイ、ヘンリー・アレン・モウ(グッゲンハイム財団を運営、近代美術館会長)、ウィリアム・マイアーズ(ニューヨーク連銀役員)、トーマス・I・パーキンソン、トーマス・パラン(合衆国軍医総監)、アルフレッド・N・リチャード、ディーン・ラスク(国務長官)、ジェフリー・S・スミス、ロバート・B・スプロール(カリフォルニア大学総長、兄弟のアラン・スプロールはニューヨーク連銀総裁)、フランク・スタントン(CBS社長)、ロバート・B・スティーヴンズ(ニューヨーク連銀)、ジョージ・G・ウッズ(合衆国陸軍参謀幕僚)、アーサー・M・ウッズ、オーウェン・D・ヤング(GE会長、ニューヨーク連銀役員)、ウィンスロップ・オールドリッチ(ロックフェラー家、チェース・ナショナル・バンク会長、ウエスティングハウス・ニューヨーク連銀・ロックフェラーセンターの各役員、駐英大使)、バリー・ビンガム、チェスター・ボールズ(インド大使)、ロイド・B・ブレース(ファースト・ナショナル・バンク頭取)、リチャード・ブラッドフィールド、ディーター・ブロンク、ウィリアム・H・クラフリン、ラルフ・バンチ、C・ダグラス・ディロン(ディロン・リード会長、フランス大使、財務長官、娘はオレンジ公ウィリアム三世の直系子孫と結婚したルクセンブルグ公妃ヨアン)、ケネス・ワーニモント、チャールズ・W・コール(アマースト大学学長、チリ大使)、トーマス・B・アップルゲート二世(国務省極東部長)、エドモンド・E・デー、ジェームズ・C・フレッチャー(海軍戦争会議議長)、ジェームズ・D・ウルフェンソン(J・ヘンリー・シュローダー銀行商会頭取、そのロンドンの親会社シュローダー商会社長、世銀総裁)。


ロックフェラー財団は正確には「ロックフェラー・シンジケート」と呼ぶべきであるが、この組織は、主要な銀行・企業・大学・政府機関に密接に繋がっている。このネットワークが米国を統治する組織である。この財団が税金から逃れることによって米国の納税者全員に途方もない重荷を負わせているとも言えるのだ。

ロックフェラー財団の1971年度の役員名簿には次の名前がある。W・マイケル・ブルーメンソール(財務長官)、ダグラス・ディロン(財務長官)、ヴァーノン・ジョーダン、ロバート・V・ローザ、サイラス・ヴァンス(国務長官)。

ロバート・V・ローザは、ニューヨーク連銀の役員だった人物であり、ポール・ヴォルカーの親分である。ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの共同経営者でもあったローザは、デイヴィッド・ロックフェラーと一緒に、ヴォルカーを連邦準備制度理事会の議長に任命するようにカーター大統領に“アドバイス”した人物であり、さらにローザはブルッキングズ研究所の会長でもあった。

ブッルキングズ研究所の創立者はバーナード・バルークの補佐官ロバート・S・ブルッキングズであるが、設立発起人は、フレデリック・A・デラノ、ハロルド・G・ムールトン、レオ・S・ロウの3人である。ブルッキングズはカーネギー国際平和基金の創立理事でもある。フレデリック・デラノはフランクリン・ルーズヴェルトの叔父である。ブッルキングズ研究所の目的は政策の立案である。会長ローザの前任者はダグラス・ディロンであった。

長くなったのでこの辺で終わりにするが、日本にも多くの財団があるように、本来なら国家が徴税して国家が使うべき莫大な金額なのに、それを財団にほぼ自由に使わせその影響力を行使させるということは、私は国家のためにも国民のためにもならないと判断している。(消費税などで)増税する前に、各財団や宗教法人から徴税してもらいたいものである。

以下、参考。


米国財団の発展とTax Reform Act-米国財団小史-
http://www.spf.org/report/040816.html

20世紀産業資本の成立、カーネギー(鉄鋼)とロックフェラー(石油)
http://homepage2.nifty.com/sumee/america0403b.htm

信頼と和解、大義と謙虚さ(船橋洋一)
http://www.asahi.com/column/funabashi/ja/TKY200410140187.html

「石油王」ロックフェラー一族
http://www1.ttcn.ne.jp/~fujiyan/manhattan/un/memo_rock_main.htm

ロックフェラー財団からのメッセージ
http://www.humansecurity-chs.org/activities/meetings/first/j-rockefeller.html

米国ロックフェラー財団理事長・コードンコンウェー教授、遺伝子組み換え食品を巡る論争についての見解を表明
http://www.pure-foods.co.jp/GMOinfo/RFspeach.html

『世界権力の構造の秘密』
http://books.rakuten.co.jp/







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最終更新日  2005年09月06日 11時57分27秒
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