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カテゴリ:憲法
「反戦な家づくり」の明月さんが取りまとめてくれた「9条改憲の賛否を問う質問 回答まとめ 」を紹介したい。
来る7月22日(日)に投票のある参議院選挙、今現在は明けても暮れても年金問題が話題になっているが、絶対に忘れてはならない「争点」は「改憲問題」である。強行採決された国民投票法によって、今回の選挙で選ばれた議員が改憲の発議をするかどうかが非常に大きな問題になる。彼らがこの「9条改憲の賛否」をどう思っているのかが、大げさではなく日本の将来を左右するだろう。 もちろん私は改憲反対である。今度の選挙では改憲派の議員をどれだけ落とすかが決定的に重要だと思っている。かわいい護憲パンダのバナーも、ぶいっちゃん作成の「選挙に行こう」バナーも、とりあえずブログで私の出来るささやかな宣伝活動ではある。 それぞれの議員が「改憲」についてどのように思っているのか、はっきりと伝わってこない状況の中では、このような試みは何らかの役に立つだろう。私の意向は無視していいから、このような材料を知恵として、必ず選挙に行ってもらいたい。どの選挙でもそうだが、棄権や白紙は結果的にはその時々の政権に対する白紙委任になる。今日から定率減税の廃止等で、住民税の大幅な増税の案内があり、いろんな市役所では「なんやこれは!」と怒って住民が殺到しているらしい。もちろんこれに関しては役人が悪いわけではない。これも白紙委任した結果なのである。 もちろん回答がなかった議員はすべてが改憲賛成というわけではないだろう。改憲反対の人でも、答え方に微妙な差はある。それらを全て見て、後は自分で責任を持って必ず投票場に行って欲しい。「エクソダス2005《脱米救国》国民運動」さんの整理している(推測含む)民主党護憲派改憲派リストもぜひ参考にして欲しい。 それでは以下に明月さんのアンケートの質問項目と回答内容のみをコピーする。明月さんの思いや、87名の賛同ブロガーリストは上のサイトから見て欲しい。 質問1 あなたが当選した場合、その任期中に憲法9条を改変することに反対しますか。 (改変に反対する・改変に反対しない のどちらかで回答ください) 質問2 できましたら、その理由を、以下にお書きください。 合計16名の予定候補のかたから返信をいただき、うち1名は回答なし、という結果だった。また、15の回答のうち 9条の改変に 「反対する」 13 「反対しない」 2 政党では、有効回答はすべて民主党。連絡だけで回答なしの1件が自民党。 (順番は、回答いただいた時間順) ■皆吉 いなお (民主党 鹿児島) nao@minayoshi-aozora.com http://minayoshi-aozora.com/ 質問1 改変に反対する 質問2 世界に類のない憲法9条である。戦争する軍隊が行きつく先は戦争でしまない。 戦争には勝者もない敗者もいないことを過去の戦争、今の大儀なきイラク戦争から知るべきである。 世界の指導者に向かっていまこそ、武力を持たない日本を声高らかに主張すべきである。 人間の力を、心を信ずるべきではないだろうか。 私たちの子供や子々孫々に誇るべきものは、これしかないのではないか。 (※当初、長崎と間違えて記述しました。鹿児島選挙区です。お詫びして訂正します。明月) ■はた ともこ (民主党 比例区) h.tomoko@fine.ocn.ne.jp http://www.hatatomoko.org/ http://blog.goo.ne.jp/hatatomoko1966826/ 質問1 改変に反対する 質問2 私の第一の政策は、憲法9条の本質(集団的自衛権の行使を認めない)を守るということです。 このことを文章で表現するには、現在の9条のままでなければならないと思います。 その上で、個別的自衛権や集団的安全保障について、「安全保障基本法」を制定すべきだと思います。 ■大島 九州男 (民主党 比例区) kyuchan@oregano.ocn.ne.jp http://kusuo-o.net/ http://blog.goo.ne.jp/q0611 質問1 改変に反対する 質問2 交戦権を認めないという9条の基本的理念を根本から変えて、日本が戦争の出来る国に変える憲法になることに、反対をします。 尊い人命を犠牲に手に入れる事のできた現憲法は、戦争に行ったことの無い、またその恐怖を体験した事の無い人間が、軽々しく変える物でないと思います。 もし変える議決をする人は、自衛軍の最前線に自分が立ち、その後にその人達の親族、そして、その後に自衛軍が立ち、戦場に自分が立つ前提で、議決していただきたいと思います。 ■とくら たかこ (民主党 山口) FAX 0834-32-6072 http://www.tokuratakako.jp/ http://ttokura.exblog.jp/ 質問1 改変に反対する 質問2 ■高竹 和明 (民主党 比例) takatake@takatake.com http://www.takatake.com 質問1 改変に賛成する。 質問2 まず、第一義に私は日本国民が自分たちで考え、自分たちで作る自主憲法が必要だと考えます。 憲法を議論することでこの国の行く先を見出せると考えます。 9条に関しては 1.日本国民は自分の国は自分で守るという姿勢が大事。 2.戦争をしないということはルールで決めるものではなく、教育や精神が大事で、もっとも大事なのは 政治だと考える。これをいうと「昔に戻る」と言う人がいると思うが、そうさせないのも教育や政治です。 戦争放棄の理念を憲法の前文などに入れることは賛成ですが、ルールで決めるとそこで思考停止してしまうだけです。 3.日本から世界平和をリードしていく方法はもっと他にあるはずです。 ■水戸 まさし (民主 神奈川) FAX 045-866-3107 http://www.ki.rim.or.jp/~kickoff/ 質問1 改変に反対する 質問2 日本の誇りであり、国民の願いである平和の精神を守るためには、改正は必要ない ■氏名不明 長崎 けいいち (民主 比例区) FAX 0422-23-0752 http://www.ke-ichi.jp/ 質問1 改変に反対する 質問2 いまだ世界各国で内戦が続いていますが、犠牲になるのは罪のない子どもや住民です。 戦争は悲惨です。二度と過ちを犯してはいけないと思います。 ■山崎 まや (民主 比例区) FAX 03-5155-2531 http://maya-net.jp/ 質問1 改変に反対する 質問2 9条の改変は、戦後60余年、非戦の姿勢を貫いてきた日本の平和国家を目指す方向性を逆行させるものである。 国際社会の中で、唯一の被爆国である日本だからこそ、憲法9条は堅持しなければならない。 子どもたちを戦争にはおくらない。 ■小川 勝也 (民主 北海道) info@ogawa-k.net http://www.ogawa-k.net/ 質問1 改変に反対する 質問2 まず、国民的な論議を欠いた憲法改正論議です。 憲法は理念であると共に、国民の権利を保護し、政府の権力を規制するもの。 政府は憲法を遵守する義務があります。 政府からの提案には、国民の同意や理解を得たものとはいえず、反対です。 また、9条の理念を生かして行くべきと思います。 二次大戦後への反省に立ち日本の戦後外交は憲法の理念を堅持してきました。 今後も外交の基本とし、国是としての平和主義を掲げるべきです。 ■牧山 ひろえ (民主 神奈川) FAX 045-226-2393 http://www.makiyama-hiroe.jp/ 質問1 改変に反対する 質問2 武力の行使では平和維持はできない ■米長 はるのぶ (民主 山梨) info@harunobu.net http://www.harunobu.net/ 質問1 改変に反対する 質問2 フジテレビ記者として、世界の紛争地域から(イラク、アフガニスタン、イスラエル他)映像を日本へ中継する中で、「戦争」の悲惨さをこの目で見て来た。 「戦争は政治が引き起こす」の思いを持っている。 9条を戦争につながり得る方向で変えられる恐れがあり反対。 自衛隊の海外活動は認めない。 集団的自衛権は行使すべきでない。 ■かがや 健 (民主 千葉) FAX 043-285-2271 http://www.kagaya-ken.com/ 質問1 改変に反対する 質問2 1.戦前回帰的発想の強い「自主憲法」制定を掲げる自民党の政権、もしくは自民党中心の政権下での改憲に反対である。 2.「9条」は、第二次大戦への反省と、日本人の戦争体験から、圧倒的多数の日本国民に支持されていると考える。 ■ひめい ゆみこ (民主 岡山) himei@mbs.ocn.ne.jp http://himei.jp/ 質問1 改変に反対する 質問2 世界に冠たる平和憲法の条文であるから ■三輪 のぶあき (民主 比例区) FAX 052-896-1430 http://www.miwa-n.jp/ 質問1 改変に反対しない 質問2 解釈拡大で憲法を使うのはよくない ■塚田 一郎 (自民党 新潟) t-ichiro@au.wakwak.com http://www.t-ichiro.net/ 貴重な問題提起としてありがたく受け止めさせていただきます。しかしながら、この場で具体的な回答ができない失礼をお許し下さい。今後、より良い日本となります様、貴会のご活躍をご期待申し上げます。私もご質問内容について真剣に向き合って参ります。 ■大河原 まさこ (民主 東京) info-om@ookawaramasako.com http://www.ookawaramasako.com/ 質問1 改変に反対する 質問2 憲法議論でたえず焦点となってきた9条について、自衛権の名のもとでの戦争や、国連決議によらない海外での武力行使を認めるような改憲には強く反対します。 しかし、いくら9条の文言だけを墨守してみても、時々の内閣の都合による解釈変更などによって憲法の条文と実態との乖離が著しくなっているのも事実です。 政府が行う自衛権の行使や国際協力などについて国民がきちんとした歯止めを設けていくという観点が必要です。 (回答以上) ![]() produced by 「13日の水曜日」碧猫さん ![]()
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