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2007年11月17日
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カテゴリ:洋画(07)
「あのときどうして俺を殺さなかったんだ?」

昨日は仕事を休んで親知らずを抜いた。四本の親知らずのうち、二本を抜いたのは既に35年も前のこと。今回の親知らずとて、虫歯になったというわけではなくて、隣の歯に穴が開いて今回そこを治したとしてしても隣の親知らずがじゃまをして将来必ず虫歯になるといわれたため。

親知らずを抜くのに1時間以上かかった。麻酔はしているが、どのように抜いているのかはだいたい分る。(描写は省略)どうやら末広がりの歯だったので抜き難かったらしい。私は未だ手術と言うものは経験したことはないけれども、このときの感覚と、麻酔が切れたときの痛みは、そのときのことを少しは想像する材料になるだろうと思う。取り出した歯を見せてもらった。赤ん坊のように、血にまみれた、かわいく綺麗な歯。携帯写真を撮った。(もちろん公開するような無神経なことはしない)

痛み止めが効いている間の夜、「ボーン・アルティメイタム」を観た。

監督 : ポール・グリーングラス
原作 : ロバート・ラドラム
出演 : マット・デイモン 、 ジュリア・スタイルズ 、 ジョアン・アレン 、 デヴィッド・ストラザーン 、 パディ・コンシダイン 、 スコット・グレン

親知らず(記憶喪失)の元CIA工作員のボーン(マット・デイモン)が、親殺し(CIAの秘密ミッションを暴く)をするという話。

なんとも痛いシーンの連続、連続。DVDの小さな画面で見たらたぶん追いつけないのではないかな、と思うくらい荒っぽい映像の中に、キチンと超CIAともいえるボーンの天才的な知恵や技が映し込まれる。なかなかの娯楽作。痛みを完全に忘れた。

三部作とも図らずも映画館で観た。アメリカのCIA本部で決定したことが、末端の、しかし超人的な知恵と技を持つ工作員に伝達され、ボーンを殺ろうとするのが、三部作に共通したパターン。結局、人間を人殺しのマシーンに変えることの意味を問うシリーズであった。そのことにボーンは一定の決着をつけたのだから、この娯楽作はこれで打ち止めと言うことなのだろう。

三部作を通じて出演したニッキー(ジュリア・スタイルズ)が今回唯一のヒロインの座についた。本部からの情報の繋ぎ役だった。常にいわれたままに繋ぐ無表情とときおりみせる「戸惑う顔」が印象的だった。この作品において彼女は見事な変貌を遂げる。最後のシーンは彼女の顔のアップで終わる。忘れられない顔だった。
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最終更新日  2007年11月17日 20時21分07秒
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