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2008年12月24日
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カテゴリ:労働
TBで「平和への結集ブログ」さんが湯浅誠の12月1日の講演 「湯浅誠さんと考える格差・貧困問題」(活憲政治セミナー第2回)をそのまま再現してくれて送ってきてくれた。現代の労働問題と課題をきちんと言っているので、ぜひ読んでほしい。

いくつかを抜粋して、私の感想を述べたい。

「派遣切りがこれだけ広がる中、例えば自動車総連が記者会見を行ったか。見たことがない。派遣切りに反対するために正社員中心の労組がストライキを打ったというニュースも聞かない。そうすると正社員に対する圧力が強まる。これは貧困問題が正しく捉えられていない結果であると思う。」
「貧困問題はブーメランである
 貧困は労働市場が壊れてきた結果として広がっている一方で、貧困の広がりは労働市場を壊す原因にもなっている。この循環関係を見ないと、自分たちの労働条件がきつくなる。ところが、労働条件の劣悪化は低賃金で働く者がいるからだ、とすり替えられ、正社員と非正規がいがみ合う妙な構図になってしまう。」

たとえば、いすゞの派遣切りに対して、闘っているのは自動車総連ではない、全日本金属情報機器労働組合(JMIU)いすゞ自動車支部なのである。
「いすゞは解雇撤回を」期間従業員ら決起集会
今の事態は、非正規だけではなく、正規、全労働者に突きつけられている深刻な問題であるということを、この12月の怒涛の報道でやっとわかってきた人がはたしてどのくらいいるのだろうか。

湯浅さんはフランスと日本の違いについてこのように語る。

「フランスでは2005年、25歳までの若者を非正規で2年間自由に解雇できる代わりに雇用を促す制度「CP」が導入されかかった。ところが若者と労働組合の大反対で2006年に潰れてしまった。その時の「自分たちの労働力は安売りしない」というスローガンが印象に残っている。

 日本ではフランスのように労働市場の外で暮らしていける余地が極めて少ないから、そんなことを日本で言えば、自分が食えなくなる。
 
 CP反対運動で労組が参加したのは、それを許せば蟻の一穴になり、自分たちの雇用も失われていく、と判断したからだ。日本で若者が「自分たちの労働力は安売りしない」と言えば総袋叩きに遭う。仕事はえり好みしなければいくらでもあるから働け、と言っているうちに、自分たちの墓穴を掘っていくことになる。」


今回全労連も一定立ち上がって具体的に交渉していると思う。(派遣切り、連合、団交のキーワードで「連合」の記事を探してみたが見つからなかった。あったならば教えてほしい。)
派遣雇い止め撤回 マツダ工場 労組加入の5人 山口・防府
三菱電機名古屋の派遣切り 労組加入、団交を要請 青年が“撤回せよ

当然来年春闘の大きなテーマにしないといけない。ナショナルセンターの力量が試されているだろう。

ちょうちん型からひょうたん型へ――所得階層型の変化
 かつての日本は中間層がぶ厚く、上下の格差が小さいちょうちん型社会だと言われた。しかし現在、「風船」が横から潰された形、縦長楕円型になっている。貧困ライン以下が増加し、中間層が細ってきた。課税所得400万から800万は減少し、300万以下が増えているのが実態。縦長楕円型は同時に、富裕層が増えてくるということ。純金融資産1億円以上の富裕層は150万人いる。生活保護受給者は157万人だから、ちょうど同じくらい。

 このまま行くと「風船が破裂する」。その手前は「ひょうたん型」。中間層が薄く、上下極端に2極化されたアメリカ型だ。

貧困層の拡大と中間層の縮小はセット
 ひょうたん型への移行は、貧困層の拡大と中間層の縮小がセットになっているということだ。その結果、職場がきつくなり、学校や病院などいろいろな現場から排除されやすくなる。

 例えば新幹線車両の清掃業務。運転本数は増えているが、料金を上げることはできないので、労働強化になる。てきぱきできない人は、同僚からいじめに遭い、失業保険の出ない自発的失業に追い込まれるのではないか。外では、働けるのに働かない、甘えるんじゃない、などと言われ、はじかれる。こうして貧困が生み出される。NOと言えない労働者となって帰ってくる。


私なんか、仕事がてきぱきできないタイプだから非常に身につまされる。たとえば(私のことではない、念のため)ある非正規のひとはまじめに仕事はしている。けれども、要領のいいやつはどこからか数字だけは持って帰る。その結果、長い目で見て会社のためにならないことになっても(カスタマーの信頼を損なっていても)へっちゃらである。上司は数字のいっていない非正規にカスタマーサービスがなっていないからだとねちねちと詰める。時には一時間も二時間も毎日のように詰める。その間に仕事をさせてくれればよっぽどいいのに、と本人は思うのだが、反論すればさらに大変なことになるからストレスだけが溜まっていき、やがて辞めてしまう。上司はやはり上から経営が大変なので詰められているのだが、数字は残せなかったが、指導だけはしたということで、正規として残れるという仕組みである。

中間層の縮小は、下への攻撃に行きやすい。簡単だからである。
しかし、それは「ブーメラン」としてかえってくるのだ、とつくづく思ってほしい。

「反貧困全国キャラバンが47都道府県を回ってきた。連合系と全労連系が一緒に反貧困ネットワークの地方版といえるものを4つか5つ立ち上げている。準備段階のものは14ぐらいある。今日(2008年12月1日)はちょうど「反貧困ネットワーク埼玉」の立ち上げ式をやっている。
 一朝一夕にはいかないだろうが、そうした取り組みを地道にやっていくことが重要だろう。平和のための野党連合と反貧困運動もクロスさせながらやっていければいいなと思う。」


連帯の萌芽に期待したい。






最終更新日  2008年12月24日 20時03分36秒
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