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2009年05月16日
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カテゴリ:邦画(09~)
心配していたほどひどくなかった。なんと最後まで眠らないで興味深く見ることが出来た。そうか、この人は結局こういう人だったんだ、と判ったような気がした。作品は人なり

監督 : 紀里谷和明
出演 : 江口洋介 、 大沢たかお 、 広末涼子 、 ゴリ 、 中村橋之助 、 寺島進 、 平幹二朗 、 伊武雅刀 、 奥田瑛二 、 要潤 、 玉山鉄二 、 チェ・ホンマン

CG全開の擬似時代ものである。史実無視、それはいい。ただ、そのCGが単なる「こけおどし」ではなく、「主張」を持ったCGであって欲しいと思うのだが、どうもみても「凄いでしょ、凄いでしょ」という呟きしか聞こえない。「今まで誰も見たことのない映像体験」とはいうが、私には既視感があるようにしか思えなかった。

面白かったのは、 紀里谷和明監督はおそらく家業を継ぐのを辞めてクリエイターの世界に入った人なのだろうと思うが、その立場から見た世界はこのように映るのだということがいろんなところで見えたということだ。

五右衛門は秀吉から言われる。
「お前の自由とはなんだ?」
なんと五右衛門は明確に答えることが出来ない。
五右衛門は信長から忍びのお墨付きを貰う。
本来、忍びはそう簡単に抜けることはできないはずだ。
しかし、五右衛門は簡単に抜けて、いつの間にか大泥棒としてアウトローになっている。自由になるのに本来あるべき苦労をしていないのである。 紀里谷和明は結局お坊ちゃまなのであるということが、本当によく分る。

実家は、熊本県下最大のアミューズメント経営会社(パチンコ)である。自信もいまだ岩下兄弟社の大株主らしい。カネの苦労はあまりしたことがないのだろうと想う。
『自由とは何か』
清志郎ならは゛いとも簡単に答えただろうと思う。(どう答えたかは不自由人の私にはわからないが、簡単に答えただろうということだけは確信できる。)
紀里谷和明にとっては、いまだ大きな謎なのだろうと思う。

紀里谷和明はきっと財界人と割と腹を割って話すことが多いのだろう。だから以下のような会話はなんかリアリティーがあるのだ。
五右衛門が秀吉に「何故信長さまを殺したのだ?」と問い詰める。
秀吉は死を覚っているから正直に答える。
「腹がすいていたんだ。」
「オレは百姓の出だ。いつも腹がすいていた。腹いっぱい喰いたいと思い、信長様に仕えて精一杯がんばった。そして出世したのだが、食べても食べても満足ができないのだ。とうとう天下を食べたいと思うようになった。」
結局そのためには光秀と語らい、信長を殺して光秀を謀殺し、そして今度は朝鮮半島、明をも狙う。

この、資本主義の貪欲なまでの利益追求の本能はリアリティーがあった。それに対抗する五右衛門の答えは、あまりにも幼稚なのではあるが。






最終更新日  2009年05月17日 00時15分13秒
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