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2009年12月31日
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今日は岡山年越し派遣村の三日めです。最初の日は34人ほど来て次が37人ぐらい、今日は40人の大台に乗って日に日に村民が増えています。大体10人弱ぐらいが生活相談に入って必要な人ほぼ全員に役所の用意したシェルターに入れることが出来ているそうです。岡山で初めての派遣村、マスコミの注目も高く、大きな成果を上げつつあります。明日も正月ですが、一人シェルターを確保しました。

私は主に受付担当なので、村民の人とほとんど話をしていないのですが、半年前とか一ヶ月前からのホームレスでも、首切りになって友だちの家に居候してなんとか過ごしていたけど、それもできなくなってホームレスに、という30台の若い人が何人もいます。ホームレスだから派遣切りとは関係ない、という人たちは何も見えていない。雇用破壊の犠牲者は弱い人を直撃する。そしてここに相談に来る人のほとんどは役所から冷たい仕打ちを受けた人ばかりです。(ここではとうてい書けないショックな事例もありました)

五年後の派遣法の抜本改正なんて、言語道断です。大きな声を出していかなければならない。どうしたらそれが実現できるのか、「民主党政権になって少しは好くなったのではないか」という人もいるとは思いますが、どこが良くなったのか、そこが分らないと、無闇に新政権を評価したり、批判したりしたらダメだ。ポイントを付いて声を出すことが大切なのではないか。

ということで、昨日の渡辺治論文の続きです。

4.民主党政権の三つの構成部分
 ではこの二つの相反する力にはさまれて民主党政権はどちらに向かっていくのでしょうか。それを知るには、民主党自体の組織を検討する必要があります。実は民主党は一枚岩どころか、相互に異なる政治目標を持つ三つの構成部分からなっています。
 
 第一の党の執行部を握っている鳩山、岡田氏ら-党の「頭」と呼んでおきましょう-は、政権を作らせた構造改革の政治を止めてほしいという声と軍事大国化、構想改革の政治を続けろというアメリカや財界の板ばさみにあい、結果的に構造改革と軍事大国化の政治の継続を余儀なくされています。
確かに彼らは、構造改革によるここの問題にはその是正を唱えます。しかし、決してそれが構造改革の所産であることは認めません。マニフェストのどこを探しても「大企業本位」という言葉も「構造改革」という言葉も一言も出てこないのです。
 しかも、彼らのマニフェストが謳う政治目標は「官僚主導の政治から官邸主導の政治へ」「地域主権国家」と、いずれも小泉構造改革が掲げたおなじみの構造改革方針なのです。前者は、官僚や族議員による地域や利益団体の声を断ち切って公共事業投資を絞り込み、財政を削減して大企業の法人税負担を軽減しようとするねらいであり、後者は、地方に構造改革の責任を丸なげし、大阪府の橋下知事がやっているように地方の裁量で構造改革をやらせることにより福祉財政を安上がりに抑えようという狙いに基づくものです。
 だから財界は、鳩山執行部の掲げる福祉のマニフェストには猛反対しながら「官僚主導の政治打破」「官邸主導の政治」については支持・応援しているのです。

 しかし民主党内にはこうした構造改革―財政削減に反対する有力な潮流がいます。それは党の主要部を握る小沢幹事長の勢力―「胴体」―です。小沢氏は、自民党の構造改革政治で自民離れをした地方の地場産業や農家層を民主党に総取りするため、二つの戦略を立てました。一つは、小沢氏の秘書軍団が候補を連れて地方の財界、農協や医師会をまわり自民に不信を抱く利益団体を民主党に鞍替えさせる戦略です。自民党に変わり利益誘導の約束をして支持を獲得する。もうひとつは、自民党もやらなかった労働組合の「連合」とくに日教組や自治労を回って労働者票を獲得する戦略です。こうして大量の新人議員を作り小沢氏の影響下においたのです。「頭」がコンクリートの政治の打破、構造改革を追及しているのに対し、小沢氏が率いる「胴体」は、コンクリートの政治を自民党から奪い取ることを目指しているのです。

この二つの勢力だけなら、自民党と同じですが、民主党の特徴はもうひとつ有力な構成部分があることです。これは党の「手足」です。中堅議員100人ほどがこの勢力をなしています。このグループは構造改革の矛盾が激しくなったあたりから、自公政権の「コンクリートの政治」と共に「構造改革の政治」の矛盾や痛みを取り上げ、政府を追及してきました。障害者自立支援法を問題にし、後期高齢者医療制度についても、運動や共産党、社民党議員と一緒に反対して取り組んできました。派遣法改正でも、この手足のがんばりでようやく民主党は製造業派遣禁止に踏み込んだのです。この勢力がマニフェストを豊かにし、民主党に対する国民の期待を大きくさせた原動力です。

いま、民主党はこの三つの構成部分が、構造改革の政治の停止、福祉の政治の実現を巡って、また、沖縄普天間基地移転、アフガニスタンへの自衛隊派兵をめぐって激しく争ってています。
 指導部には財界アメリカの圧力が加わり、胴体には構造改革で切り捨てられた地方の地場産業や利益団体が我先に擦り寄っています。手足の部分は国民の支持はありますが、有力な組織的支持はありません。
 労働運動や共産党がこの部分に圧力をかけることによって、少しでも政治を前進させることが必要であり、可能です。自公政権の悪政を止めるには、それを倒すしかありませんでしたが、民主政権の下では、運動ので『手足』の部分に圧力を加えることで政治に積極的な政策を実施させる可能性が生まれています。これが新しい政治の可能性です。

5. 今こそ労働組合の出番 運動の三つの課題
 民主党の政権下で、私たちの直面している課題は三つあります。
 第一は、構造改革の政治をストップさせ、福祉の政治を前進させる課題です。
 民主党政権が掲げたマニフェストはどんな小さなものでも私たちの運動が無ければ実現がおぼつかないことは、廃止された生活保護法の母子加算復活を巡っても明らかになりました。民主党が共産党などと共同で実現を公約した障害者自立支援法の廃止、後期高齢者医療制度の廃止も、運動の力でまず実現させることが必要です。この課題でもっとも大きいのは派遣法の抜本改正を実現させることです。労働政策審議会では、財界代表の猛烈な巻き返しがありますので、それを跳ね返すには容易ならぬ戦いが必要です。
 それと同時に、民主党が財界の圧力を受けて行う危険のある構造改革を素早く阻止することです。たとえば、地方分権改革推進委員会第三次勧告の義務付け廃止に沿って保育所についての基準緩和撤廃をすることが打ち出されたように、自公政権時代の分権改革が民主党政権によって、より大規模に実行される危険があります。
 第二の課題は、アメリカに屈服した軍事大国化の動き、普天間基地の辺野古沖移転容認を初めとした米軍再編への協力、解釈改憲によるアフガンやソマリア沖への自衛隊派兵の動きに断固として反対し鳩山政権の後退をくいとめることです。
 構造改革反対と共に、麻生政権のアメリカ追随の軍事大国化への反対の声も民主党政権成立を促す大きな力でした。こうした期待を背に受けた鳩山政権は、明文改憲はそう簡単には出来ません。しかし、アメリカの圧力は強大ですから、鳩山政権は解釈改憲で自衛隊の派兵を拡大する危険性があります。特に安保問題では、『頭』と小沢氏が率いる『胴体』は、アメリカ追随の軍事大国化の推進という点では一致している為、構造改革反対を上回る強力な運動がないとこれをひっくり返すのは困難です。
 第三の課題は、鳩山政権がめざしている、構造改革推進の政治体制づくりを阻止し、民主的な政治体制を作ることです。ひとつは、分権改革、道州制の名の下に地方を構造改革の執行単位に改変する動きです。また『政治主導』の名の下に国会を二大政党の独占の場に変える為の衆院比例定数の80削減も狙われています。国会法改正も同様の危険な動きです。
 いずれの課題にも、その実現には労働運動の力が決定的です。鳩山政権ができて以降、毎日のように政権の態度が変わるので、国民はテレビに釘付けになっています。しかし私たちが今観客にとどまっていることはできません。今こそ、政治を動かす主人公として立ち上がること、そして新しい政治を第一歩から第二歩にむけて動かすこと、これが求められています。

(以上、渡辺治論文の紹介終わり)

絶対黙っていてはいけない。今まで以上の運動を作る必要があります。今までと違うのは、そうすれば成果があがる可能性が高いということです。

ということで、足りないことが多くて皆さんに迷惑をかけたり、助けられたりした一年でしたが、このブログも一年の締めとしたいと思います。

来年がいい年でありますように。






最終更新日  2009年12月31日 21時48分50秒
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