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カテゴリ:コーヒーの思い出
大学の研究室にいた頃、友人(女性)は、ぼくが淹れたコーヒーは濃すぎて飲めないと言って、お湯で薄めて飲んでいました。このときは、まだまだ修行が足りなかったため、人が淹れたコーヒーをお湯で薄めるとは失礼だなと思ったものです。
これがトラウマになっているのでしょうか、今でも女性にコーヒーを淹れるときには、いつもよりコーヒーの濃度を抑え気味にしてしまいます。 しかし、濃いコーヒーをお湯で薄めるのは、理にかなっているのですね。ウェブで知りました。初めて知ったのは、昔の「モルティブ下北沢」さんのHP(楽天内に移動したため現在は昔のHPは読めません)でした。 簡単に説明しますと...... ドリップ方式でお湯を注いでコーヒーを抽出するときに はじめのうちは、濃い目のコーヒーが抽出され、 それがだんだん薄くなり、 最後の方は、透明に近くなる のです。 ここからは、本当かどうか良くわかりませんが 抽出のはじめのうちは、コーヒーの美味しい成分がたくさん出ていて 後の方になるにつれて、渋みなどの味を悪くする成分(それが具体的に何なのか良くわかりません)が多くなっていると考えるわけです。 そこで、抽出を2/3ぐらいお湯を注いだところで止めてしまうと、量が少ない濃厚なコーヒーができあがります。これに1/3の分だけお湯を継ぎ足せば、味を悪くする成分が少ないコーヒーができあがるというわけです。 実際にやってみると、すっきりした味のコーヒーになります。 しかし、味を悪くする成分も含めてコーヒーの味なので、この方法で淹れたコーヒーは、人によっては何か物足りないと感じるかもしれません。 さらに、この考え方を積極的に使った方法が松屋式ドリップです。 「フレーバーコーヒー」さんのHPで詳しく紹介されています。 世の中には、すごい抽出方法があるものです。 ぼくは、その日の気分にもよりますが、お湯で薄める方法はやらずに、普通のペーパードリップのやり方で抽出しています。新鮮なコーヒー豆を使えば、これで十分に美味しいコーヒーができます。 コーヒーの抽出法には、まだ未知の可能性があるのではないかと思うとわくわくします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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