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テーマ:スミレについて(2)
カテゴリ:植物(草本)
種名のmandshuricaは「満州の」の意で、一寸調べてみたら日本全国、満州、東部シベリアに分布すると言う。北方系の種類とは知らなかった(変種のアツバスミレは南方系)。 このスミレ、町の南側には自生しており、場所によっては群生しているところもあるが、何故か我が家のある北側では見かけない。南の空き地から採って来て直接庭に植えたものも今では殆ど消えてしまった。 しかし、何かの植木鉢の中から芽を出してきたものは彼方此方にある。上の写真も蚊連草の鉢に生えてきたもので、本来の主である蚊連草が殆ど枯れてしまったので、今ではその鉢の主役になっている。
一昨年はツマグロヒョウモンが大発生し、我が家のスミレはヒゴスミレやエイザンスミレを除いてほぼ全部が丸坊主になった。その後で、元気の衰えたスミレから出てくる新芽を何者かが片っ端から食べてしまい、終に枯らしてしまった様である。 始めはナメクジが犯人と思いナメクジ退治をした。これで少しは被害が少なくなった様に見えたが、どうも真犯人は別にいるらしく、食害は止まらない。
ある日スミレを見ると、ダンゴムシが1~2匹葉の上にいた。すぐ横を見ると、ハイゴケ(オニゴケ)の上に20匹近いダンゴムシが集って葉を食べている。そこでダンゴムシ駆除の薬を撒いたところ、スミレの食害は止まった。どうやら犯人はダンゴムシだったらしい。 しかし、もう手遅れで、結果的に地植えのスミレは殆ど全部枯れてしまった。 今年は植木鉢に生えているスミレから種子を採り、またスミレを増やそうと思っている。完熟した種子は休眠に入り翌年まで発芽しないが、まだ白っぽく柔らかい種子は撒くと直ぐに発芽する。来年はスミレの大群落を紹介したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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