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テーマ:日々自然観察(9822)
カテゴリ:昆虫(テントウムシ)
マクロレンズで覗いてみると、随分白っぽく、また、妙に毛が多い。変なテントウムシの前蛹である。
一体どんなテントウムシが出てくるのか、確認のために葉ごと切り取って確保したいところだが、生憎手持ちのシャーレにはみな色々な蛹が入っていて、空きがない。其処で暫くの間は、そのまま野外に置いておくことにした。
3日経って、ムーアシロホシテントウのシャーレが開いたので、早速、蛹をシャーレに確保した。 しかし、ムーアシロホシテントウと違って、中々羽化して来ない。それでも、蛹化後7日目(今日)の朝には、小さなテントウムシが羽化しているのが認められた。
正体は、先日紹介した北米原産のクモガタテントウであった。それにしても小さい。先日のクモガタテントウは体長2.5mmあったが、これは2.3mmしかない。屹度、もう晩秋で充分に御飯(うどん粉病等のカビ菌類)を食べられなかったのだろう。 クモガタテントウの成虫はもう紹介済みだが、模様も少し違うし、また、先日のは全く身動きしなかったので、今回は元気の良いところを紹介したい。
しかし、かなり前に羽化していたらしく(昨日の晩も羽化しているか調べたが、余りに小さいので羽化に気が付かなかった可能性もある)、先日のムーアシロホシテントウ同様、チョコマカ歩き回って写真を撮るのが容易でない。
今日は気温が低いので、暫く表に出したら少しは大人しくなると思ったが、駄目!! 葉裏にジッとしているのを静かに返して写真を撮ろうとすると、コソコソと葉裏に逃げ込む。そこで葉をひっくり返すと、また、その裏側へ逃げ込む。イタチごっこになってしまった。
それでも、まァ、何とか写真は撮れた。目的は達したので、何処かに放してやらなくてはならない。 普通、羽化した虫は、元居た場所に放すことしているが、鉢植えのウメでは隠れるところもない。そこで、以前クモガタテントウを見付けた場所の近くに放すことにした。葉っぱに止まっているのをひっくり返し、葉裏に止まっている形にして、落ち葉の上にそっと置いてきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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