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我が家の庭の生き物たち (都内の小さな庭で)

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2008.10.23
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カテゴリ:昆虫(ハチ)


 先日、キンケハラナガツチバチの雌を掲載したが、今日はその雄を紹介する。

 大体、昆虫の雄と言うのは、雌よりも小さく頼りないことが多いが、ハラナガツチバチ類の雄は、雌が逞しいせいか、特にひ弱な感じがする。


キンケハラナガツチバチの雄1
キンケハラナガツチバチの雄.第1腹節は他より細い

第1~4腹節後縁に黄色帯紋がある.その他にも

翅の付け根、触角第1節などに黄色斑が見える

(2006/10/17)



 一般に、ハラナガツチバチの雄は、体が細長く、体毛の色が雌より白っぽい。第1腹節がそれ以降よりも細いので、腰が括れた感じになる。雄のくせに妙に柳腰なのである。

 しかし、触角は長い、雌の3倍位はある。昆虫の世界では、一般に、触角だけは雄の方が雌よりリッパである。これは触角が、雌を捜す為の感覚器でもあるからだろう。

 体長は、雄の方がかなり小さい。しかし、ハラナガツチバチ類は体長の変異が大きいので、2頭の雌雄を比較した場合、雄の方が大きいこともあり得る。

キンケハラナガツチバチの雄2
この仲間の雄は何れも触角が長い.第1腹節は他より細い

毛は雌に比して少なく、色も白っぽい

(2006/10/18)



 黒地に黄色の毛帯を持つハラナガツチバチ類の雄は、何れも腹部の背板後縁に黄白~黄色の帯紋を持つ。雌の様な毛帯ではなく、外骨格自体に色が付いているのである。この辺り(東京都世田谷区西部)に居る可能性のある黄と黒のハラナガツチバチの雌で毛帯ではない帯紋を持つのは、只のハラナガツチバチ(シロオビハラナガツチバチ:以下「シロオビ」と略す)だけである。

 雄の方は、キンケハラナガツチバチ(以下「キンケ」と略す)では第1~4節、ヒメハラナガツチバチ(以下「ヒメ」とする)では第1~5節に帯紋を持つ。また、シロオビでは第1~5節だが、第5節のは消失する場合もあり、これは、オオハラナガツチバチ(以下「オオ」とする)でも同様だそうである。

キンケハラナガツチバチの雄3
吸蜜中のキンケハラナガツチバチの雄(2006/10/17)



 キンケとヒメの雄は腹部の背版以外にも、体の各所に黄白~黄色の斑紋を持つ(オオとシロオビについては圖鑑に記述がないが、実物を見たことがないのでよく分からない)。ヒメの場合は、普通小楯板の2紋と後胸背版の黄色斑が目立つのでキンケと容易に区別出来る。しかし、小型の個体では消失する場合もあるとのこと。圖鑑に拠れば、ヒメの雄は体長11~19mmとあり、キンケの16~23mmに比して相当小さいので、小楯板の黄紋が無くても15mm以下であればヒメと考えて良いと思われる。

 キンケでは、一般に複眼内縁下部、頭楯の基部と周囲、前脚脛節上縁、前胸背板肩部に黄色部を持つが、個体差が大きい。最後の写真では、中脚腿節や前胸背板の所々にも黄色斑が見える。これらの黄色紋は、基本的にヒメとよく似ており、ヒメの方が黄紋のある場所が少し多くなる。

キンケハラナガツチバチの雄4
この個体はキンケハラナガツチバチと思われるが、上の3個体とは

異なり胸部の褐色毛が目立ち、その他の毛も少し長く、また、

固めの様に見える.羽化直後なのかも知れない

(2006/10/29)



 腹部の帯紋は、一般にキンケの方は普通の黄色だが、ヒメのはやや白みがかる。しかし、キンケでも小型の個体では白っぽくなるので紛らわしい。一番安定しているのは、第5腹節の帯紋の有無らしい。ヒメにはあるのに対して、キンケには無い。圖鑑には、ヒメの帯紋は「第5節では非常に細い」と書かれているが、消失する場合があるとは書いてない。

 纏めると、小楯板や後胸背版に黄紋があればヒメ、無くても体長15mm以下、或いは、第5腹節に帯紋があればヒメ、それ以外はキンケ、と言うことになる。

キンケハラナガツチバチの雄5
上の個体を前斜め下から撮ったもの.雄でもかなり恐ろしそうな顔を

している.複眼内縁下部、頭楯の基部と周囲、前脚脛節上縁、

中脚腿節前面、前胸背板の所々に黄色斑が見える

(2006/10/29)



 今日もまた無味乾燥な形態の話になってしまった。どうも、このキンケの雄と言うのは好きでないのである。臆病で直ぐ逃げるし(雌は余り逃げない)、ナヨナヨしていて、雌にある様な逞しさは微塵も感じられない。「シッカリしろ!!」と、どやし付けたくなる。

 雄だから毒針はなく、手で掴んでも刺されることはない。それでも腹を曲げて刺す様な行動をとる。お尻の先には3本の棘があるので、少しチクチクするが、只それだけである。







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最終更新日  2008.10.23 15:58:06
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