2015/08/05(水)11:08
もう一つの海猿
この物語は海上保安庁の巡視艇の一日の活動を描いたものである。(登場人物等全てフィクションである)
30メートル型巡視艇「みほゆき」は速力40ノット、排水量5トン、3000馬力、排水量3トンの高速巡視艇である。
船長は桧垣、以下乗組員7名名で第八管区(日本海の北陸から山陰あたり)所属の特殊船である。
桧垣は海保大卒27歳のエリート、乗組員の紹介はまた後述するとしよう。
これだけ高速で走る船はプロペラは使わない(キャビーテーションが発生しプロペラを損傷する)よってウォタージェット式で海水を吹き出す仕組みを使う。
この辺りはいまだに北の舟艇の出没、密漁、密輸、遭難が頻繁に発生する、この艇の装備は13ミリガトリン砲、20ミリ砲、放水銃などが装備され行くところ敵なしの艇である。
船長の桧垣は有名国立大の医学部にも受かっていたが父親が海保にいたため強く海保大を進められた。
通常の停泊は舞鶴だがタレこみがありある密漁船に目をつけていた。つづく