㈱FPコンサルツ広場　FPの幸せ探検隊

「正当防衛行為により射撃を開始する」
「て！」
ダダダダダ！耳をつんざく音とともに銃弾は放たれた。

射撃手は20ミリ機銃を不審船の船首めがけて発砲した、えいこう弾の跡が弧を描いて不審船の船首に命中した。
(えいこう弾とは光をはなつ弾丸である、弾丸5発に1発の割合で装填してありこれがないと弾丸がどの方向へ飛んでいるかわからない)

海保の巡視船の機銃は必ず当たる？
そもそも、船が動揺しているうえにターゲットも動いている機銃の反動もあるし夜になると相手も見えない、しかし海保の機銃は正確に的を得る。なぜか？

この秘密は機銃に仕掛かられたマイクロコンピューターと暗視カメラにある。

射撃手がターゲットをカメラで捕らえボタンでプロットした瞬間から銃口がその位置をはずさない、つまり船がいくら動揺しようと銃口は常にターゲットを捕らえている。
システムに組み込まれたマイクロコンピューターのおかげだ。海保の船は超ハイテクなのである。

不審船のエンジンは停止し、観念した乗組員は船を自爆させ自ら証拠隠滅とともに自ら死を選んだ。
もし海保に捕らえられたら彼らの家族がひどい目に合うからだ。