敗者復活戦

ところで今の自分を語ろうと思う。「炎の生涯」に大きな影響を受けた22歳の青年は美術の世界にあこがれた。この世の中は物を作る人たちとそれを守る人たちに分かれるならば物を作る人になろうと決断した。それでデザイナーの専門学校に入りなおそうと親を説得したがこれはかなわなかった。海保大（海上保安大学校）を卒業すると三等海上保安正（警察でいえば警部補）に任官するそしてその後６か月間の専攻科研修があり１０月に現地に赴任する自分はその専攻科の研修期間にある遠洋航海を終えてから海上保安庁を辞めた。負け惜しみではないが当時英語は日常会話は良くでき米国で現地の人と間違えられたぐらいだ、ついでに遠洋航海の最大の訓練である防火訓練において総合指揮官に任命された。今更自慢しても仕様がないのだが同期が長官になってしまった今その悔しさは言い尽くせないもので敗者復活戦はここから始まる。遠洋航海での出来事は面白い話が数あるがこれは後述しようと思う。保安庁を辞めた僕は地元に帰り広告代理店のアルバイトの職に就いた。そして数々の会社を経験し現在は株式会社FPコンサルツ広場という小さな会社を経営している。 夏休みを使って有志で行った呉～小豆島2週間の冒険 左端が自分で、その右がN元海上保安庁長官、右端A海上保安大学校校長