コンフリーコンフリー 【英名】comfrey 【学名】Symphytum officinale コンフリーの雑学 ヒーリングハーブhealing herbといわれるように、ヨーロツパやアメリカでは「奇跡の草」、ロシアでは「畑の牛乳」と呼ばれ傷を癒す治療のハーブとして有名です。 しかしながら種名officinaleは薬効のあるハーブを意味するものの、発ガン性があるとの説がありますので、服用せずに観賞用として育てるのがいいと思います。 生殖旺盛なハーブですので、一度育てればかなり長い間鑑賞を楽しめます。 しっかりと大きな葉っぱのわりには、意外に小さいブルーベリーに似た紫色の花を咲かせます。 コンフリーは、有機堆肥や、マルチングの材料としても利用され、 コンフリーの葉は、コンポストの発酵を促がすとされていますので、市販のバクテリアの代わりに加えて利用することができます。 《コンフリーのその他の品種》 ●ドワーフコンフリー コンパクト(=矮性種)に育ちます。 【英名】comfrey dwarf 【学名】Symphytum ibericum 別名:ヒレハリソウ(鰭針草) ムラサキ科/ヒレハリソウ属/多年草 開花の時期 5月~7月頃 種まきの時期 9月頃 株分けの適期 3~4月・9~10月頃 自然に新しい株が増えますので、株分けで殖やすのが簡単でいいと思います。 水やり・肥料 乾燥にも強いので、ごくごく普通の水やりで大丈夫です。 耐寒性もありますので、関西では屋外でも越冬します。 注意点 以前は葉を食用に使ったり、コンフリーの青汁がブームでしたが、食すると肝障害を起こすと発表されましたので、食用には不向きだと思います。 利用・効能 染料や、ポプリ、観賞用として楽しむのがいいと思います。 葉を乾燥させてマルチングの材料にしたり、腐葉土に加えるなどの利用がおすすめです。 ここではみみずコンポストを紹介します。 害虫と病気 特に病害虫の被害はありません。 ミミズでハーブの土を作る ダンボールコンポストや、ミミズコンポストと呼ばれるものは、ミミズに生ごみなどを処理させることで知られています。 ごみの処理が目的ならば、枯葉のほかにに、水分をとばした「生ごみ」と、牛糞などを加えコンポストにいれます。 私は土のリサイクルを目的に、現在実験段階ですが、ミミズを使って土を作っています。 ●用意するもの● 【ミミズ】/釣具店などで購入します。 【容器】/深さが25~45cmほどの容器を用意します。 例えば、木箱や色のついたプラスチックの容器、発泡スチロールなど。 私は、プランターを使っていますが、浅すぎても、深すぎてもダメなようです。 ミミズは光を嫌いますので容器は、透明でない物を使います。 置き場所 夏は日陰に。冬は、日なたに置きます。 ●つくりかた● (1)容器の底に、乾燥させた葉や枝をひき、土を容器にいれます。 (2)土の中にミミズを放ちます。(1箱ごと) (3)乾燥させたハーブの葉をその上にかぶせます。 刈り込みなどで出た葉っぱや枝を乾燥させたものや、ドライフラワーなど。 コーヒーのカスや、茶がら、卵の殻程度ならコンポストに加えても大丈夫です。 (4)ミミズが逃げ出すことはないと思いますが、風で枯葉が飛ばないように、 ネットや網をフタの代わりにします。 注意点 ミミズは、乾燥に弱いので乾燥させないように注意します。 時々、掘り返して生存を確認してみてください。 ミミズを殺してしまったり、腐らせてしまうことがあるので、 玉葱やねぎ類、柑橘系(みかん)の皮、肉、魚、塩、調味料は、入れないようにします。 |