2006/12/10(日)02:04
東京審判(東京裁判)
ひっさしぶりに映画見た。当然DVDで。
今日見たのは「東京審判(邦題は東京裁判)」ってヤツ。
えっと・・・
まぁ、いつものことなんだけど、なんで中国人の作ったものってウソ臭く感じるんだろう?
この映画もね。
オープニングの映像、コレ見て「あ~ ウソくせ~」って、もう突っ込みモードに突入。
原子爆弾投下と被爆地の絵から始まるのだけど、もう、似非科学者の爆発じゃあないんだからー
後さ、まぁ文句バッカリ言うようだけどさ、日本人役の中国人、何言ってるかワカンねぇ。
最初は酒に酔ってるシーンだったから大目にみたけど、最後まで酩酊状態だもんね。
ま、大切な役、例えば「弁護士役」とかは日本人だよね。自然な日本語だったもん。
でも、沢山突っ込めて面白かったね。
さて。揚げ足取りはまぁ話が尽きなくなっちゃうから置いといて、ストーリー。
視点を「中国(『国民党の中華民国』であって『共産党の中華人民共和国』ではない)の雪辱!仇討!東條ブっ殺せ!!計画」を描いていると理解する立場におけば、まぁいいでしょう。他に何が?
薄い。薄すぎる。
裁判開始前の顔合わせで中国は序列2位なはずだ! と駄々っ子。いかにも漢人っぽいが、作ってる人は「中国人の誇りを守った」と意図しているっぽい。
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裁判開始
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(小ネタで日本人はスグ人を殺すという話を挿入。南京大虐殺についても挿入。)
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中国人検察官活躍。東條君達タジタジ。
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中華民国裁判官の活躍で死刑を導入できて、めでたしめでたし。
コレで「全ての中国人はこの映画を見るべき」とか書いてあるし。
まぁ、美の基準という観点から考えたらソレは勝手にドーゾ、ということになるんだろうケド、こんな日本人の残虐性だけを煽る映画は国として文句言わなきゃダメだろ。表現の自由ってのは、その表現に対して反論する自由も含まれてるんだろ?
まぁ、流石に中には頷ける点もある。
「日本人って残虐で、世界秩序に歯向かいやがった! こんなのは有史以来、ない!」
確かに。残虐でしょ。残虐にならなきゃやっていけないトコにいたんだろうし(中国軍人が民間人にまぎれるとか)、知的好奇心や同民族に対する責任とか(例のハルビンのとか、最近話が表に出てきたフィリピンの件とか)。
世界秩序というのはドコに基準を置くかで変わる。それに歯向かったってイイでしょ。
有史以来・・・ 確かにね。いくらオイラがフラフラ病でも、インパールまで歩いて行く気はない。この点は純粋にスゴイと思う。
でも、ちょっと視点をずらしてみると、この時の日本って、今の北朝鮮(DPRK)みたいなもんだったのかなーって。
ソー考えると、『先輩』としてDPRKに指南してあげられるコトもあるんじゃない?
せ、せ、攻め込んでいくなら大陸やでぇ~
きょ、きょ、拠点作ってから、ゆ、ゆ、USアタックやでぇ~
まぁ、日本人。
武力的に攻める力はもう必要ない。大陸に出る必要はないし出ない方がイイと、理解したはず。
だけど『島』は守らなくちゃイケナイ。
地震や火山や台風襲来など自然災害が多くても、『島』は『品位』を守る要塞だ。
もっと切実に考えなくちゃ。守り方、または武力によらない攻め方を。(→以前書いたね)
どんなものにも、ヒントは隠されている。『啓示』はあまねいている。
気付くか、気付かないかの差。
ところで日本人って、スゴイのねん。
たまたま中央電視台でアジア大会のシンクロナイズドスイミング(2人)やってて、韓国とウズベキスタンと日本を見たんだけど、まぁウズベクは置いといて、韓国人とも全然体型違うよね。あれって大きな「重荷」だよね。でも、それを以ってしても世界上位をキープしている。日本人って、やっぱりスゴイなー
尊敬。
左3つが東京審判。で、青っぽい2枚が例のオープニング。原爆投下直後の被爆地らしい。みーんな無傷だったよ。
で、左のジャケットなのだけど、中央の「記者」が主役なの? 裁判官が主役じゃあないの?
右。青い島のローカル地方情報番組みたいののワンシーン。ああ、お子! お風呂に入っているのだけど、首輪! 首浮き輪!! 窒息しちゃうよ!! ちなみに、こんなお風呂の入れ方を推奨していました。
日本でも東京裁判って公開されたんだよね? こんなシーンもカットやモザイクはなし?
日本人役の下手な聞き取れない日本語は、きちんと「吹き替え」になってるのかな? 気になる。