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カテゴリ:【旅人P】パキ・トルキ
さて。観光地のギルギットに着きました。夜中だけどね。 しかし流石はこの道を通ったことがあるオチャラケ君とコワモテ君、その場で別の車をチャーターし、国境の『ススト』まで行ける事に! いぇい! ついでだからってんで、風の谷のナウシカの『風の谷状態』って事で有名なフンザ(カリマバード)まで行く予定の例の東洋人とデブデブアメリカ人を車に乗せ、出発進行! ここでも「アラブDEW」なるマウンテンDEWのパクリ商品を発見し、ツイツイ購入。 一応アラブ的なのも、受け入れられてるんだな。パキスタンでも。 【モノによってはさ、パキスタンまで「中東」って分類になってるけど、パキスタンは南アジアだと思う。でイランとアフガニスタンが西アジア。どーでもいいか】 いや~ サクサク進むねぇ~ とは言っても途中で少なくとも3回、車ブッ壊れたんだけど。 エンジン止まったり、バッテリー切れたり、パンクしたり。タイヘンだ! 窮屈な格好でソレゾレ少し寝て、朝7時かな? カリマバードに到着。あの山の上がいわゆる『風の谷・フンザ』らしい。 ってコトだけでワタクシのカリマバード滞在はおしまい! パキ人2人組と日本人合計3名で国境・スストに向けて出発! スストには10時頃到着。 国境だ!! てか、その先、中国領ウイグルに行く交通が無いじゃん・・・ 5台ほどバスが停まっていたのだけど、全て満席。 「もー少ししたらギルギットを朝6時発のバスが来るから、それに乗んなさい」 ん? ってコトは、ワザワザ車をチャーターしてこなくても良かったってコトか!? で。 ワタクシ、よくワカラナイのだけど、オチャラケ君とコワモテ君が暫く消えた。 置いてかれるってコトはね~だろーけどぉ~ ・・・暫くして戻って来た。 「おいっ コレ、スグ隠せよ! オマエの分も、持ってきてやったから 後で要求されたら出せよ、いいかっ 要求されなかったら出すなよっ」 なんざんしょ? アブナイもの!? 少しして1人になった瞬間に、こっそり見てみた。 +++++++++++++ 『WHOワクチン接種証明書』 □ CH0RELAE □ ××× □ ××× ■ YELL0W FEVER +++++++++++++ おい! オレ、いつの間に黄熱のワクチン打ったんだ? てか、『イ工□ーカード』ってこんな簡単に取得できるんだ・・・ いやいや! 中国ってパキスタンに対して「黄熱ワクチン必須要求」出してたっけ? して。 バスが来た時点で「出国審査」の始まり始まり~ まずは「検疫(=荷物検査)」から。 てか! キビシイ!! 滅茶苦茶キビシイ!! ワタクシなんかは荷物少ないし、やっぱり『菊の御紋旅券』の威力か、やや簡単だったけど。 でも、荷物モリモリなパキ人とかは時間かかるかかる! なかには漢人旅行者が混じってた。 なんか、係員ともめてる。「この箱をあけろ」「お土産だから開けない」とか言ってる・・・ のかな? この漢人(2人組)、英語もウルドゥ語も出来ないらいし・・・ オチャラケ君「お! オマエ、マンダリンできるんだろ? 通訳してやれよ!」 そのままステージの上(荷物検査ブース)に手を引かれてあげられるワタクシ。 係員(ウルドゥ) → オチャラケ君(英語) → koi様(漢語) → 漢人 との伝言ゲームが始まった! い、一応、困らずに日常会話レベルなら「トリリンガル」なんでーす。 (意思の主張レベルなら、一気に「ヘプタリンガル」になるんだけど) しかし、この漢人、係員を怒らせたよ。 係員「(ウ)お前等は、今日は通過できないから、明日また来い 文句があるなら、大使館を通じて出すよーに」 -(オチャラケ君+koi様通訳)→ 漢人「(漢)何でだよ! 俺らはこのバスで帰るんだよ!」 オチ「(英)係員怒ってるよぉ~ 荷物検査を拒否しただろ、こいつ等さ オレは絶対検査しない、通過させないって言ってるよぉ~」 こい「(漢)ほら、悪いこと言わないから、ゴメンって言って荷物検査してもらえよ」 漢人「(漢)だって! お土産が!!」(←バカ) 結局、ワタクシが漢人を説得して、オチャラケ君が係員をなだめて、最終的には通過させることが出来ました。 まぁそんなコトする義務はなかったんだけどね。 最終的に、漢語使いだけどアッサラームアライクム状態なワタクシ、この係員を「koi様ラブ(はぁと)」状態にしてしまったらしいです。ああ! 存在そのものが愛!! さて。バスは12時半過ぎに出発。(気が乗らないけど)Go! Go! 中国領! ・・・なのだけど、バスは出発してスグに停まった。そ、か。まだ「出国手続き」はしてなかったんだ! 乗客は20名ほどだったけど、ここでも滅茶苦茶時間がかかった! プラチナ旅券のワタクシは、当然の如く簡単にスタンプ押してもらえたけど。 あ、また。。。 漢人2人組は「お前等は飛行機で帰れ」って係員に言われて、困ってた。 こーゆーのってさ、まぁ『国籍』も大きく関係すると思うけど、個人の資質ってのもデカイよな。ワタクシなんて、ドコでも大抵ニコニコ仲良し状態になっちゃうのに。 さっさと終わったんで、バスの中で休憩。 と、ドイツ人(自称)がインタビューしてきた! なに?レコーダー持って、アシスタントにパキ人使ってインタビュウ! 英語話せる? といわれたので、まぁ、出来ますよ、と。 中国人?旅行? と聞かれたので、いいえ、日本人ですよん、と。 あら!じゃあマンダリンは出来るの? と問われたので、まぁ、ある程度はね、と。 中国には何しに行くの? ときたので、ええと、仕事・・・ と。 インタビューの内容は、大きく2つ。「日本と中国の差異」と「日本、中国、パキスタンの宗教観」について。 このインタビュアーさぁ、運がいいよな。 中国に3年間程住む宗教マニアのワタクシに出会えたこと、感謝しろよ! だけどさ。 自分で答えてて気付いたんだけど、中国人のコロコロと変わる気性、動物みたいだけど、一言で悪い、とも言えないよね。そして「シアワセを目指す」って言う宗教の目的を再認識。 仏教圏、ヒンドゥー圏、イスラーム圏をめぐった今回の旅のおさらいと、来週からまた赤い国の青い島で暮らすことに対しての「光」も再確認させてもらった。 コッチこそ、サンキュー で。 バスはやっと走りだし、暫く進むと「フンジュラブ国立公園」に。入場料が発生! この『国境越えの道を通る=国立公園に入る』だから、通行料みたく絶対払わなくちゃいけない。ちぇ 因みに費用は外国人4US$(または240PRs)、パキ人20PRs。 まぁ仕方ない・・・ん?? 例のドイツ人、支払いを拒否してる! で、下車してる! 個人の主義主張というものはあるのだろうけど、正直不思議な光景でした。 てか、フンジュラブ峠(という峠が国境)、海抜高いだけあって、寒い! てか、雪! 昨日は推定45度の中を疾走したのに、今日は吹雪の中を疾走。自然ってスゴイ! バスは走り続け、パキスタン時間で17時頃に峠を越え、同19時頃に中国側のイミグレーションオフィス(出入国管理局)に到着。 いやいや、離れてるな。パキ出国から中国入国まで、滅茶苦茶時間かかる! 遠い!! 暫くバスの中で待たされて、下車。 まずは健康診断だ! すげぇ! 本当にさっきのカード、チェックされてるよ!! 人数が少ないってものあるけど、1人1人1枚1枚、厳重チェック!(←偽造だけど) プラチナパスポート持ちのワタクシは除外でしたよん。 そして続くは荷物チェック! まず、軽く荷物あけられて中を見られ、まぁコレでオシマイかと思いきや! エルアルイスラエル航空並みの(あっちのがキビシかったけど)荷物チェック!! いけない! ワタクシ、猊下のお写真とか、ふリぃチべット系も沢山あるし! 女係員が本を1冊1冊ペラペラとめくる。 次の本は! 猊下が表紙の本! 女係員、表紙をしげしげと見つめ、ページをめくると出てきたのは「ふリぃチべット」のステッカー! やば・・・ 没収されちゃうかな・・・? ってドキドキしてたんだけど、 「はい、おっけー」 だって。はて? 一体??? まぁ、何事も無くてよかったよかった! で、最後はパスポートチェック。 見りゃ分かるようなこと(ドコで出国したとか)をタドタドシイ英語で、分かりにくい英語で聞いてくる。ちょと面倒。 暫くパスポートを預けて、返却してもらって、オシマイ。 はぁ~ またこの国に戻ってきちゃったよ・・・ ん? オチャラケ君とコワモテ君、なんか今日はパスポートを返してもらえないらしい。 「俺ら明日出発するわ。オマエ、どーする? ここで一緒に泊まってく?」 とお誘いいただいたけど、スストから乗ってきたバスはそのままカシュガル行きになるとかだから、今までの恩を仇で返すかのように 「あ、オレ、先行くわ。じゃ、また会えたらいいねー See you!」 結構薄情なワタクシでした。 さて。寒い。フリースとニット帽を装着しても、やっぱ寒い。 ココも高いんだろうな。景色はチベット的だ。でも、タルチョもなければチョルテンも無い。人民世界。 時計を北京時間に直したら、既に午前1時だった。 パキスタンと中国領ウイグルでは時差が3時間。100kmほど北上しただけで、3時間。 ここ、暗くなったのがパキ時間で20時だったから、北京時間では23時まで明るいって事か。変な感じ、てか、コレはオカシイ決め方だと思うよ。 そうだ! 小さい頃の憧れに、「中国領最西端の奇妙な時間を体験する」ってのがあったんだ! 今、達成!! いぇい! バスは、新たに50元を徴収され、カシュガルに向けて走り続ける。 上段はカリマバード。ほら!「フンザ(Hunza)」でしょ! 中段左はカリマバードまでの乗り合いタクシーの中。確か左が東洋人、右がコワモテ君。 中段中と右はススト(パキスタン側の国境)にて。中が「青空税関」です。ほら、ステージ! 下段はフンジュラブ峠。 左は途中の道。中は雪景色。右は中国側の入管の建物、コレ、北京時間で23時ごろ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/07/07 12:07:02 PM
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