ホシミスト3013の天体撮影記

2014/10/12(日)01:51

ひとヤマ越えた~~♪ 

太陽系(559)

 毎年、秋は出張が多く、毎週のように週末出かけていたのですが、  実は、大きな山場だったのが、今日!でした。  県内で1年に1回行われる定期的な集まりですが、  毎回担当を任されるセクションがあります。  これは毎回、目新しいことをやらないといけないので、準備にかなりの時間を要します。  そういえば徹夜しないでこの会に参加したことは、ないですね・・・  今年は、皆既月食もあったので、その撮影の時間を割いたりしたので、  なお、余裕がありませんでした(^^ゞ  その皆既月食の写真は、今回の会のプレゼンテーション中に、  気分転換のための写真として使いましたので、  あながち仕事と関係ないわけではない、と、周囲の人間に言い訳しつつ・・・あはは  見せた写真はこれです。 地球の影を見る皆既月食 posted by (C)ホシミスト_3013  恒星を追いかける速度で月食をタイムラプス撮影したら、  恒星の動きからは、1時間に0.04°しか遅れない地球の影(太陽の移動速度)の中を  恒星から1時間に0.55°遅れる月が移動していく  (地球の影を、1時間に0.51°の移動角で月が追い越して行く)。  つまり、月が欠けるのではなく、影の中をくぐり抜けていく、  という印象を実感したので、  宇宙空間におちる地球の影を、よりはっきりと出せる合成をしてみよう、  と思ったのです~~  ところで、今回の皆既月食の際に、月が青く見える、ということが話題になっているそうですね。  この現象は、Blue Fringe Umbra で検索をすると、いくつか画像が出てきますね。 Blue Fringe Umbra 皆既中の虹色の月 posted by (C)ホシミスト_3013  本来、太陽の光を地球が遮ることによって、真っ暗になるはずの影の中ですが、  実は光は地球の大気で屈折されて、ほんのりと影の中を照らしています。  太陽のカクテル光線のうち、屈折率の最も大きな赤い光が影の中に射し込んでくるので、  皆既中の月は赤く見えるわけですが、  実はその影の端っこには、屈折率の小さい青い光も届いているために、  わずかに青く見える部分もある、ということらしいです。  Blueは文字通り青、Fringeは周辺、Umbraは本影、  直訳すれば、月食時の本影の周りに見られる青い光、ということになりますね。  

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