カテゴリ:星空
一世を風靡したあの世紀末を舞台とした拳法家の漫画とは一切関係ありません。
昨夜のほんの些細な出来事です 最近は長女がスマホばかりをいじって勉強にならない、なんてことがないように 見張り役、兼、家庭教師として、隣の町の大学に通う次男が ちょくちょく帰ってきます。 そんな夜は次男が帰るまで私も内も起きているのですが 昨夜は頭痛がするので仕事はしないでぼ~~っとしていた私を見て なにか動きを与えようと思ったのか 2階のベランダから見える海の上の光、あれが何か知りたい と言いだしました。 昼間も双眼鏡で見たらしいのですが使い方がよくわからない、と。 そこで我が家にある最大の双眼鏡10×77をベランダにセットしてみました。 確かに23時30頃というこの暗闇の中でも 光源の足元に打ち寄せる波までよく見えるのですが さすがにそれが何なのかまではわかりませんでした。 私の趣味とは全然噛み合わず、星空に興味を示すことなどほとんどなかった内ですが 2001年のしし座大流星雨のころからすこしずつ風向きが変わりはじめ、 最近では少し私の趣味にも付き合ってくれるようになりました。 ここはチャンスと、そのまま双眼鏡ですばるやオリオン星雲を見せ アンドロメダも見せるかなと導入中のこと。 なんとその双眼鏡の中を流星が!!・・・は、今回の本題ではなく(^^ゞ アンドロメダのある天頂からカシオペヤにかけてを見ていた内が あそこに真っ赤な星があるねぇ~~と。 今年は火星の接近もあったりしたものですから、 そんな明るい真っ赤な星をイメージしましたが そんな方向にアンタレスもベテルギウスもありません。 「夏の大三角のデネブはあるけどそれは赤くなくて白っぽいよね」 「そんなに明るい星じゃなくて・・・」 ∑(゚Д゚|||)夏の大三角の星の明るさの意味がわかるようになったのか! 待て!そう言えばこの方向に赤い星があるにはあるぞ。 「カシオペヤわかるよね、今はよく言われるWじゃなくてMに見えるけど」 「どれがそう?・・・あ、わかった、そこからこっち(西)の下の方」 まてまてまて、確かにそこには赤い星があるよ、 でも街灯りに埋もれて、私にはそこにあると思えばこそ心眼で あるとわかるかわからないかくらい・・・ アンドロメダ導入は途中で止めて、その星を視野に入れます。 「これがたぶんそう」 「そうそう、これ、この色!」 (フォト蔵今日もメンテナンス中) 「ケフェウス座のガーネットスターって言うんだよ、赤色巨星でね」 「ああ、宝石のガーネット??」 「アンタレスとかベテルギウスと同じそろそろ寿命が近い巨大な低温の星」 ベテルギウスを双眼鏡に導入してみると 「赤って言うよりオレンジかなぁ」と 私の眼には見えているようで見えていないガーネットスターが そんなに、赤い星がある!という勢いで見えていたんですな。 一般に女性の方が圧倒的に男性より色彩感覚が優れている、とは言いますけどね 「次男も運転中に流れ星みたって言ってたし、あーたも双眼鏡で流星見たし わたしだけ見てな~~い」と文句を言いながら室内に戻ってゆきました。 階下に降りて、ケフェウス・カシオペヤ・アンドロメダ・ペルセウス・くじら などの話をしたら、複雑・・・ですと。 「すごくシンプルじゃん・・・」 「いやカタカナでなじみがないのに名前が長すぎる」 じゃあ、これならどう?? 「ケ」と「カ」は夫婦で、「カ」が美貌を自慢しすぎたために神の怒りを買い 娘の「ア」がいけにえに差し出されて、鯨に食われそうになったところを 「ペ」さんが助けて二人は結婚したの。 ちょうどそのタイミングでテレビでやっていたバラエティ番組のBGMに 冬のソナタのテーマが流れました・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
夫婦で星を見るって、何気ないことなんだけどすごく幸せですよね。
(2018年10月18日 21時31分45秒)
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