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カテゴリ: 日常生活
●9月9日は重陽(ちょうよう)の節句だ。あまり聞きなれない言葉だが、江戸時代の祭日である「五節句」のうちの一つである。 ●五節句には、新年に七草がゆを食べて一年の無事を祈る人日(じんじつ)の節句(1月7日)、ひなまつりの上巳(じょうし)の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)、七夕の節句(7月7日)があり、その最後を締めくくるのが9月9日の重陽の節句である。 ●春の上巳の節句は桃の節句、初夏の端午の節句は菖蒲(しょうぶ)の節句と呼ぶように、重陽の節句は菊の節句とも呼ばれる。 ●重陽の節句には、邪気を払い長寿と一家の繁栄を祈って菊の花を浮かべた酒を飲んだり、菊に綿をかぶせて、露で濡れたその綿で体をふく習わしもあり、平安時代から明治時代までは庶民の間でこのような様々な行事が行われていた。しかし最近では菊の品評会が行われる程度でほかの節句に比べてなじみのうすいものになっている。せっかくであるからたまにはお酒に菊を浮かべ、この節句を祝ってみるのもいいだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年09月10日 10時46分36秒
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