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ここのところへばっていて、新国立の「アイーダ」にも行けなかったので、ちょっと悔しかったりして、未視聴の映像を探した。
掘ればあるものだ。 (節操無く録画しっぱなしだとも言われている。) アイーダ:ノルマ・ファンティーニ ラダメス:マルコ・ベルティ アムネリス:イルディコ・コムローシ アムナスロ :マーク・ドス ランフィス:オルリン・アナスタソフ エジプト王 : ギド・イェンチェンス 尼僧長:ミケーラ・レモール 使者:アンドレ・グレゴワール 立モネ劇場管弦楽団&合唱団 大野和士(指揮) 演出・美術・照明:ロバート・ウィルソン 収録:2004年10月15日、ベルギー王立モネ劇場 NHK衛星第二放送の録画。 おぉ、4年前だというのに、今回の新国立の主役と同じ組み合わせ。 以前観たファンティーニは熱演だったと思うけど、外見にこれといった特徴がないので(そんなはずないけど)、印象は薄かった。 マルコ・ベルティもどこかで観た気がするが・・・。 このDVDでもファンティーニの歌唱は熱唱だったと思うけど、なんか求心力の少ないアイーダだった。(絶対、地味な容貌のせいだと思う。) ベルティは思ったよりイイ。 張りのある高音がちゃんと出る。 だけど中音域で、ちょっとクセがあってそこが好きじゃない。 逆の印象を持つテノールが多いので、そういう意味では貴重かもしれない。 今回の新国立はこの主役2人を絶賛する人が多いので、注目して見つめてしまう。 アムネリスのイルディコ・コムローシ、アムナスロのマーク・ドスもいい声で、この4人のバランスは悪くない。 というかアムネリスがキャラとして贔屓なので、コムローシは役に合っていて気持ちがいい。 惜しむらくは(と言おうか、かなり不満足の大方を占める要因なんだけど)、演出がさっぱりイケナイ。 誰もが右ひじを張って肩と同じ高さに上げ、左腕を後ろに振り下げたまま、すり足でゆっくり動くこの演出は奇妙なことこの上ない。 歌手は無表情だし、ぎくしゃくした動きをするかと思えば、歌舞伎の見得のように突然「はっ!」と動いたりする。 この世界観はなんだろう。 少なくとも設定年代・国は不詳だ。 正直、新国立に行けなかった悔しさがなければ、途中で放り出していたかもしれない。 歌手が歌いにくそうだったのが気の毒だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.26 01:18:37
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