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![]() 【振付・演出】石井 潤 【音楽】ジョルジュ・ビゼー 【台本】児玉明子 【指揮】大井剛史 【舞台美術】朝倉 摂 【衣裳】前田文子 【照明】沢田祐二 【舞台監督】森岡 肇 【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 【カルメン】酒井はな 【ホセ】山本隆之 【ミカエラ】真忠久美子 【エスカミーリオ】マイレン・トレウバエフ 遠藤睦子/小野絢子/さいとう美帆/高橋有里/寺島ひろみ/寺島まゆみ/西川貴子 ゲンナーディ・イリイン/江本 拓/越智友則/陳 秀介/冨川祐樹/中村 誠/グリゴリー・バリノフ/八幡顕光/吉本泰久 新国立劇場バレエ団 第1幕でカルメンは妖艶さをふりまく。 酒井はなさんはもっと線が細いと思ってたけど、カルメンがよく似会っていた。 しかし、咳止め薬が効きすぎ、第1幕の後半から眠くてたまらなくなった。 ついに休憩まで意識が遠のく・・・。 やっぱり公演に来たのは無謀だったかと、途中で帰ることも考えたが、公演に何の印象も抱かないまま帰るのもね・・・と思い直し、劇場に留まる。 以後は目が冴えていたが、それはずっと怒っていたからだと思う。 第一に伴奏の東フィルの金管が、今日はまた一段と(?)はずしていた。 主旋律を吹いてソロのように目立つ部分で、音程を著しくはずす。 オペラでテノールが調子が悪い時にずっと半音下げてうたったりするが、あんな感じで主旋律の音程がフレーズまるごと下がっているところがあって、いくらバレエ伴奏とはいえビックリ。 第二に、伴奏と効果音以外での舞台上での音の発生が多くて、音楽が聞こえなくなり中断されたように聞えたこと。大きな音を立てて舞台で倒れたり声を出すことに意味があるのだろうか。 強くそれを感じたのは、最終幕で立てた壁の後ろからダンサーが肘から下だけ出して壁をパシッと打つシーン。間断なく繰り返すので、ここだけ音楽性がない。ダンサーが声を出すのはベジャールやプティにもあったけど、ちゃんと音の間合いを取っていたと思う。今日のは、音楽のリズムや流れを理解して出されていない音だった。 どうも、ダンスそのものより、音楽的要素に方に不満が多かったようだ。 最後の幕で、黒い衣装の群舞が踊っていたのは闘牛場の闘牛か? ここでは音楽がなく、「ハッ!」とか声をかけ合って踊っているのだけど、その見得を切るようなポーズと合いの手のような「ハッ!」がなんかに似ている、と思った。 演目が終了する頃に、なんに似ているか思い出した。 「出初式」・・・。 要するに、振付が著しく気に入らなかったということにつきる。 単に相性が悪いだけかもしれないが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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