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またまた、ノセダだった・・・。
今日はアンスネスのラフマニノフがお目当てだったのだが、今月は3回も彼の指揮でN響を聴くことになった。 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18 レスピーギ:ブルレスカ op.59 ラフマニノフ(レスピーギ編曲) :5つの練習曲「音の絵」 (アンコール) ドビュッシー:前奏曲集第1集より第7曲「西風のみたもの」 指揮 ジャナンドレア・ノセダ 出演 レイフ・オヴェ・アンスネス(Pf) ラフマニノフの3番から2番に変更になってたけど、この2番も結構好き。 (決して‘のだめ’の真一クンが弾いていたからではありません・・・。) アンスネスは確実な打鍵でありながら、豊饒さも感じさせる弾きっぷりで、好感度高い。私は弾き崩すタイプのピアニストは嫌いだし、かといって面白みのないほどきっちり弾いていただいても(誰とは言わないけど)退屈してしまう。 アンスネスの最近も評判を耳にし、久々に足を運んだのだけど、私好みの演奏だった。 (決してイケメンだからではない。。。) こんな演奏を聴けるのならP席じゃない方がよかったな。 あっという間に完売だったところを、ひょんなことから譲っていただき、やっと聴きにこれたので文句は言えないが。こんどのNHKの放映でまた聴いてみよう。 ノセダはP席で聴くには熱すぎる。 声を出す指揮者は多いが、「クワッ」とか「ハッ」とかだけでなく、最後の「音の絵」では「ウゥーッ!」とか大声で唸っていた。 弦の首席は大変だろう。 その身振りと、挙句の果ては外見(どことは言わないけど)まで師匠のゲルギエフに似てきたノセダ。紡ぎだす音に‘色’を感じるのも似てる。 ラフマニノフの「音の絵」は、ムソルグスキーの「展覧会の絵」をラヴェルに編曲させてその成功に味をしめたクーゼビッキーが、レスピーギに編曲を依頼したものだとか。 結果は、聴衆もクーゼビッキーもラフマニノフも落胆したらしい。 今月はN響と「展覧会の絵」も演奏したノセダのプログラミングは興味深い。 「音の絵」もノセダのオペラティックな棒にかかると結構面白いが、もともとは地味目な曲で、あながちレスピーギのせいで人気が出なかったとも思えないところはある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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