カテゴリ:09芝居な日
先般、新国立劇場で『ヘンリー六世』を観た記憶がまだ新しい。
近いうちに続編とも言える『リチャード三世』を観たいなと思っていたので、原作を日本に読み替えているとは言え、これはいい機会だった。 ![]() [作]河合祥一郎 [演出]野村萬斎 [出演]野村萬斎/白石加代子/石田幸雄/大森博史/小田豊/山野史人/ 月崎晴夫/じゅんじゅん/すがぽん/泉陽二/若松力/中村美貴/ 時田光洋/坂根泰士/平原テツ/入月謙一/大竹えり/黒川深雪/高島玲 [囃子方]梅屋小三郎(囃子)/福原友裕(笛)/古寺正憲(囃子) 実はこの舞台は2年前にも観ている。 記憶は定かではないのだが、そのときは芝居そのものより、人間関係がえらくわかりにくかった。 誰と誰が親戚で、赤薔薇と白薔薇はどう対決しているのか、舞台からは把握しにくかったのだ。 しかし、『ヘンリー六世』を観た今となっては、主要な家系も歴史的背景もわかってきたので、ぐっと入り込むことができた。 悪三郎(=リチャード三世)を演じる萬斎さんと女性4人を演じわける白石加代子さんが圧巻。 どちらもおどろおどろしく、とてもデフォルメされている。 それがために、悪三郎が悪者で当然なように思われてしまい、彼の心象風景を感じるようなことはなかったのが、ちょっと残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.15 00:36:27
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