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[振り返り日記]「ヘンリー四世」(4/13 18:00)
蜷川のシェイクスピアとあらば、やっぱり見に行ってしまいます。 役者さんも豪華だし。 ![]() 「ヘンリー四世」 【演出】蜷川幸雄 【作】W.シェイクスピア 【翻訳】松岡和子 【構成】河合祥一郎 【出演】 吉田鋼太郎: サー・ジョン・フォルスタッフ 松坂桃李 : 皇太子ヘンリー(ハル王子、後にヘンリー五世) 木場勝己 : ヘンリー四世 立石涼子 : クイックリー(イ一ストチーブの居酒屋のおかみ) 星智也 : ハリー・パーシー(ホットスパー)/街の人、兵士、従者 白川大 : ランカスター公ジョン(ヘンリー卿の三男) 冨樫真 : パーシー夫人/ドル・ティアシート 磯部勉 : ウェスモーランド伯爵/ウェスモーランド伯爵 たかお鷹 : ウスター伯爵/シャロー(地方治安判事) 辻萬長 : オーウェン・グレンダワー/高等法院長 瑳川哲朗 : バードルフ よくある“放蕩のドラ息子王子が実は名君でした”というストーリーなんだけど、父王が王位簒奪者だったこともあり、物語はなかなか重い。タイトルロールが主役ではなく、ハル王子(後のヘンリー五世)が主役に仕立てられています。 そして王子サマと同格で主役級の扱いなのが、サー・ジョン・フォルスタッフ。 オペラのフォルスタッフそのままというか、さらに戦場の場でも勇気のない兵士として描かれています。なかなか憎めない役どころはオペラ以上であり、その人間臭さで愛されそうな、得な存在です。 蜷川さんの主役は美男美女が多いですが、今をときめく松坂桃李くんがハル王子とあって、客席は圧倒的に女性が多かった。「顔が小さい!」という、昨今のアイドルには当たり前の評価が会場中で聞こえ、それはもうしっかり実地検分しました(笑)。 22:30近くまでかかった舞台は、全然退屈する間がありませんでした。 吉田フォルスタッフ存在が大きいし、戦場シーンは活劇としても見応えがあったからでしょう。 深夜に家にたどり着くと思うと、この頃の体力低下からはそら恐ろしくなりましたが、翌日は休日なのでまあ頑張って見終えたというところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.06.03 15:02:43
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