カテゴリ:13オペラな日
17時からの「ワルキューレ」に備えて、観光もお昼にちょっとだけ。
30℃近い東京から最高気温16℃のベルリンに来て、身体が付いていけてないというのもありましたが。 コートを持って行ってよかった。 [Der Ring des Nibelungen - Die Walkure] ![]() Musikalische Leitung : Sir Simon Rattle Inszenierung : Gotz Friedrich Buhne, Kostume : Peter Sykora Siegmund : Simon O'Neill Hunding : Reinhard Hagen Wotan : Thomas Johannes Mayer Sieglinde : Eva-Maria Westbroek Fricka : Doris Soffel Brunnhilde : Evelyn Herlitzius Helmwige : Heidi Melton Gerhilde : Manuela Uhl Ortlinde : Martina Welschenbach Waltraute : Rachel Hauge Siegrune : Dana Beth Miller Rossweise : Christina Sidak Grimgerde : Ronnita Miller Schwertleite : Ewa Wolak Orchester : Orchester der Deutschen Oper Berlin 「ワルキューレ」って主人公格が多い。 前半はSiegmundとSieglinde、後半はBrunnhildeとWotan。 どっちも良かったけど、東京から聞きに行った価値があったなと思ったのは前半組。 客席も実は、SiegmundのSimon O'NeillとSieglindeのEva-Maria Westbroekにすごく沸いて、それ以外の歌手と明らかに評価に差をつけていました。 O'NeillとWestbroekは声量からして圧倒的で、声の中に自分がいるような感じ。 Wotanもなかなかよかったと私は思うのだけど、事前のキャスト発表ではJuha Uusitaloだったのに、今確認するとThomas Johannes Mayerだったらしい。声の違いを知らないし、メイクばっちりだったこともあって、Wotanが誰だったか自信が持てないのがちと悔しい。 あぁこれは損(?)だわ・・・と思ったのは、Siegmund&Sieglindeは室内で歌うので、トンネル前方を囲ってあるのだけど、Brunnhilde&Wotanはトンネル全開で歌う。 あの奥深いトンネルに、声が吸い込まれていっているような。。。 まあそれを差し引いても、悲しい運命の兄妹カップルに、思い切り共感してしまう歌唱ではありました。それに比べると、BrunnhildeのHerlitziusも若干小粒でしたでしょうか。 この日もやっぱり最大の賛辞は指揮者(とオケだと思う、きっと)に。 ラトルがこの演出で振るのは、2013年9-10月のチクルスだけだし、どうせならチクルス全部聞きたかったと思いました。 演出はすべてトンネルの中で行われているのは「ライン」と変わりませんが、2作目はさすがにトンネルの存在感が薄れます。 ワルキューレたちがどう登場してくるかが、この作品のお楽しみの1つであり、そのシーンを心待ちにしてましたが、トンネルの向こうから歌いながらやってくるというのは、ちょっとあっけなかったです。 それでも角の生えた兜をかぶり、マントを広げて歩いてくるブリュンヒルデは、まるでヒーロー(ヒロイン?)の登場のような高揚感がありました。あとのワルキューレたちは、不良めいたボンデージ姿がちょっと昔風。最後の、岩山が火で包まれるシーンは迫力満点でした。 (カーテンコール)ラトル、ブリュンヒルデ、ヴォータン、ジークリンデ ![]() 「ワルキューレ」は休憩が2回あり、劇場でなにかグッズが販売されていないかと探しましたが、CD・DVD・書籍以外はないようでした。マラーホフの写真集や彼が出演しているDVDが数多く売られていて、日本でアデュー公演は済ませたものの、まだ彼はここのバレエ団の芸術監督だったのだわ…と思い出しました。 功績はいっぱいあると思うのに、それが忘れられているかのような最近の扱いを思い出して、しみじみしていました。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.10.15 21:25:12
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