1343389 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2013.09.22
XML
カテゴリ:13オペラな日
17時からの「ワルキューレ」に備えて、観光もお昼にちょっとだけ。
30℃近い東京から最高気温16℃のベルリンに来て、身体が付いていけてないというのもありましたが。
コートを持って行ってよかった。



[Der Ring des Nibelungen - Die Walkure]


トンネル2


Musikalische Leitung : Sir Simon Rattle
Inszenierung : Gotz Friedrich
Buhne, Kostume : Peter Sykora

Siegmund : Simon O'Neill
Hunding : Reinhard Hagen
Wotan : Thomas Johannes Mayer
Sieglinde : Eva-Maria Westbroek
Fricka : Doris Soffel
Brunnhilde : Evelyn Herlitzius
Helmwige : Heidi Melton
Gerhilde : Manuela Uhl
Ortlinde : Martina Welschenbach
Waltraute : Rachel Hauge
Siegrune : Dana Beth Miller
Rossweise : Christina Sidak
Grimgerde : Ronnita Miller
Schwertleite : Ewa Wolak

Orchester : Orchester der Deutschen Oper Berlin



「ワルキューレ」って主人公格が多い。
前半はSiegmundとSieglinde、後半はBrunnhildeとWotan。
どっちも良かったけど、東京から聞きに行った価値があったなと思ったのは前半組。
客席も実は、SiegmundのSimon O'NeillとSieglindeのEva-Maria Westbroekにすごく沸いて、それ以外の歌手と明らかに評価に差をつけていました。


O'NeillとWestbroekは声量からして圧倒的で、声の中に自分がいるような感じ。


Wotanもなかなかよかったと私は思うのだけど、事前のキャスト発表ではJuha Uusitaloだったのに、今確認するとThomas Johannes Mayerだったらしい。声の違いを知らないし、メイクばっちりだったこともあって、Wotanが誰だったか自信が持てないのがちと悔しい。


あぁこれは損(?)だわ・・・と思ったのは、Siegmund&Sieglindeは室内で歌うので、トンネル前方を囲ってあるのだけど、Brunnhilde&Wotanはトンネル全開で歌う。
あの奥深いトンネルに、声が吸い込まれていっているような。。。


まあそれを差し引いても、悲しい運命の兄妹カップルに、思い切り共感してしまう歌唱ではありました。それに比べると、BrunnhildeのHerlitziusも若干小粒でしたでしょうか。


この日もやっぱり最大の賛辞は指揮者(とオケだと思う、きっと)に。
ラトルがこの演出で振るのは、2013年9-10月のチクルスだけだし、どうせならチクルス全部聞きたかったと思いました。


演出はすべてトンネルの中で行われているのは「ライン」と変わりませんが、2作目はさすがにトンネルの存在感が薄れます。
ワルキューレたちがどう登場してくるかが、この作品のお楽しみの1つであり、そのシーンを心待ちにしてましたが、トンネルの向こうから歌いながらやってくるというのは、ちょっとあっけなかったです。


それでも角の生えた兜をかぶり、マントを広げて歩いてくるブリュンヒルデは、まるでヒーロー(ヒロイン?)の登場のような高揚感がありました。あとのワルキューレたちは、不良めいたボンデージ姿がちょっと昔風。最後の、岩山が火で包まれるシーンは迫力満点でした。


(カーテンコール)ラトル、ブリュンヒルデ、ヴォータン、ジークリンデ
リング2



「ワルキューレ」は休憩が2回あり、劇場でなにかグッズが販売されていないかと探しましたが、CD・DVD・書籍以外はないようでした。マラーホフの写真集や彼が出演しているDVDが数多く売られていて、日本でアデュー公演は済ませたものの、まだ彼はここのバレエ団の芸術監督だったのだわ…と思い出しました。
功績はいっぱいあると思うのに、それが忘れられているかのような最近の扱いを思い出して、しみじみしていました。。。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.10.15 21:25:12
コメント(0) | コメントを書く


PR

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Category


© Rakuten Group, Inc.
X