カテゴリ:13オペラな日
この夏休みのお楽しみの1つだったのが、バスティーユでの「ランメールのルチア」でした。
正直言って、グリゴーロがお目当てだったんですが。 ![]() ![]() Direction musicale : Maurizio Benini Mise en scene : Andrei Serban Decors et costumes : William Dudley Lumieres : Guido Levi Chef de Choeur : Alessandro Di Stefano Enrico Ashton : Ludovic Tezier Lucia : Patrizia Ciofi Edgardo di Ravenswood : Vittorio Grigolo Arturo Bucklaw : Alfredo Nigro Raimondo Bidebent : Orlin Anastassov Alisa : Cornelia Oncioiu Normanno : Eric Huchet Orchestre et Choeur de l'Opera national de Paris 同じプロダクションをナタリー・デセイで見ています。 そのときのエドガルドが思いだせない(ポレンザーニだったか…)けど、エンリーコは同じテジエでした。 デセイの声が好きだし、演技で見せる身体能力(やぐらの上ほどの高さでピョンピョン飛び回っていました)にも驚いたものでした。 今回、一番客席の評価が高かったのはPatrizia Ciofi。 彼女のことを「悪くはないけど、それほどすごくもない」と思っていました。 ですが、「進境著しい」というのはこういうことを言うんですね。 ルチアの様式性もそのままに、感情表現が細やかでした。 声の質そのものが、それほど私の好みでないところがちょっと残念。 お目当てのグリゴーロは張りのある声で、期待どおりでした。 録音等で聞くより若干低めの声ですが、すっと高音まで伸びるので、なかなか高揚感があります。 この日は半音下げたところもあったのは、お疲れだったのでしょうか。 生グリゴーロは初めてでした。 やんちゃな雰囲気が残っていて、道でナンパする町のイケメン兄ちゃんという感じ。 (親しみやすいハンサム、と褒めてるつもり) そして何より、彼は「スター」オーラ全開でした。 けれんみすら感じます。 最近、そういう歌手は少ないので、見ていて聞いていてうれしくなってしまいました♪ テジエ・・・大好きなんですが、久しぶりに見たら、なんだか地味でした。 美声は健在ですが。 エンリーコは、もっとエドガルドと張り合ってほしかったですね。 グリゴーロのパリ初登場成功をこの目で確認でき、注目しようと思ったソプラノが増えたことは大きな収穫でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.10.27 13:28:59
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