『わが職業は死』(ハヤカワ・ミステリ文庫) P.D. ジェイムズ (著),青木 久恵 (翻訳)
なんとなく体調は今いち。ダルグリッシュ警視シリーズの6作目( 「女には向かない職業」を含めると7作目 )を、やっと読了しました。結構長い間、図書館から借りていました。(最近の公共図書館は、次の予約が入ってなければ延長申請もできるんですね。ユーザーオリエンテッドになりましたねー。)9月のシルバーウィーク前に借り出したんですが、なんやかやと出かけることが多かったのと、複雑な人間関係を忘れそうになり(笑)、何回も前に戻って読み返したからでした。【送料無料】わが職業は死 [ P.D.ジェ-ムズ ]価格:1,029円(税込、送料別)ストーリーは破綻なく緻密に組み立てられていて、伏線もしっかり。犯人にもちゃんと心理的な視点が向けられている。ここまで読み進んで、P.D. ジェイムズがかなり好きになりました。知性と礼儀とのバランスを微妙に保もうとするダルグリッシュが、とても好みです。しかし、男性の知人によると、「こんなに繊細な男性が警視長という設定だなんて信じられない」そうで、「男はこんな風に考えない(=細かいことを気にしない?)」とも言われました。その辺はわかり得ないことですが、私としてはいい感じなんですけどねえ。。。