歌舞伎と『007 ゴールドフィンガー』
なんでゴールドフィンガー?と自分でも思う。バレエフェス・ウィークでまだ余韻に浸っているのに。。。この春に歌舞伎を見たときに、イヤホンガイドで「まるで『ゴールドフィンガー』のようなどんでん返し」と解説者が言ってた。そういえば『ゴールドフィンガー』って見たことない。気になって友人にDVDを借りたのだけど、あまり返してほしくもなさそう(?)なので、こっちも見もせずに返さないままだった。長らくモノを他人に返さないってめったにないんだけど、要するに気が乗らなかったということなのかも。部屋の片隅にあったのを再発見して、このDVDを見てみたのだった。ゴールドフィンガーショーン・コネリーのスタイルはすごくカッコイイのだけど、さすがに世代が違いすぎて、なかなか入り込めない(笑)。びっくりしたのは、捕われてる007が、途中でスーツを着替えていたのにはビックリ。キャラの設定がそうなのかもしれないけど、‘ダンディ’という言葉が生きていたのね、と感心した。ところで・・・どこが‘どんでん返し’なんだろ?解説者が『ゴールドフィンガー』を引き合いに出してたのは(もう記憶も定かではないが)「蘭平物狂」だったと思う。これはジェットコースターな話だけど、『ゴールド・・・』はわかりやすく善と悪の区別がなされてた。ううむ。とにかくこのDVD、早く返さなくちゃ!そして、今度はせめてダニエル・クレイグの007にしよう。