サンダース軍曹に見る部下の使い方
コンバットの主人公の一人、サンダースは軍曹。いつも、ケリーやカービーという4,5名の部下を連れて、偵察に行く。もちろん、部下に命令もするが、ドラマを観ていると、結構、自分から率先して困難な仕事をしたりする。「俺が、左翼から敵の注意を引きつけているから、ケリーは右翼から迂回して敵の背後から手榴弾をぶちこんでくれ」とか自らおとりになったりする。時には、厳しい事も言うが、部下はサンダースの人間性を信頼しているみたいだ。危うく、軍法会議になりかけた時も、部下が「軍曹はそんな事をする人じゃありませんや」と、弁護するし、サンダースが死んだとデマがとんだ時も、「もう、俺は、目の前が真っ暗だ。」と部下が失意に落ちたりしている。軍隊というトップダウンの典型的な環境でさえ、こうやって部下の気持ちを掌握しているのだ。会社でも、部下を顎で使って自分は楽をしようとする上司がいるが、部下の働きが悪いのも分かる気がする。時には、自ら率先して、辛い仕事や、困難な仕事をする事が、部下を使う上では必要ではなかろうか?家庭でも、そうだ。時には、率先して家の事をするのが良い。え?何でもかんでも、やらされているって?それは、きっと、奥さんが、あなたを部下だと思っているからでしょう。間違いない。