テーマ:ブランドシティ奈良(51)
カテゴリ:奈良
しばらく更新をサボっていました。 まあ、ネタの写真はいろいろあるし、あんなこともこんなことも載せたいのですが、 そこへ、奈良町の「赤線」というやりとりをタイムライン上で発見して、 奈良町にかすかに残る木辻遊郭の面影この写真のどこが遊郭やねんとお思いでしょうが、この中街道の角の新築の家が木辻遊郭「第三油屋」の建物があった場所。有名な建物でしたので、いろいろなページに取上げられています。 ただ上記リンクのページの写真のうち、上から二枚目の鳴川町の風景では遊郭はずっと向うだし、一番下の右は、着物の洗い張りのお店でまあ関連業種と言えなくはないけど遊郭ではありません。
中街道から、東の花園町へ坂を上る途中の景色です。かつては坂の両側に妓楼が並んでいたそうですが、この先右手にある称念寺には「遊女」の墓石が集められているそうです。このあたり「東木辻町」から坂の上の「花園町」にかけて、井原西鶴の「好色一代男」などにも出てくる「木辻遊郭」があったとされます。(戦前は、高畑の「連隊」の需要などもあったのでしょうか)
坂の上の四つ角から北を向くと、右手にあるのがこの建物です。以前は手前の空き地になっている部分に同じような建物が並んでいたようです。昭和の住宅地図には「初音旅館」と書かれていますが、「北初音楼」という遊郭だったようです。このすぐ後ろは、中将姫ゆかりの「誕生寺」なのですが、いささか妙な感じですね。
その向いにあるのがこちら「静観荘」です。こちらは「本家岩谷楼」だったそうで、現在は素泊まりの旅館として営業されていますが、外国のお客様には遊郭の名残の豪華な内装が評判なのだそうです。
この玄関、見覚えのある奈良ファンは多いかも知れませんね。ドラマ「鹿男あをによし」で、明日香村に出かけた小川先生と藤原クンが、おでん屋(実は奈良町の「蔵」さん)で飲み過ぎて、村の路地(実は知事公舎横の道)で藤原クンをおんぶしてやってきた旅館という設定でロケに使われました。 こちらの建物については、こういうページで紹介されていますのでご覧下さい。 ついでに言えば、こちらの木辻は「遊郭」で「娼妓」がいたところ。南市や元林院は「花街」で「芸妓」がいたところ。まあ「元林院と違て南市の方は転び芸者」で芸より身を売るといわれたりしたようですし、戦後の進駐軍がいた時代には「オンリーさん」になっていた芸者さんもあったそうですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.04 18:47:26
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