カテゴリ:平城宮跡
これはもう、黙っていられません。しばらく、ブログの方は開店休業にしていましたが、ちょっとこれは放っておけないことです。 奈良市民にとっての「平城宮跡」とは何でしょう。 決して、映画のオープンセットでもなければ、テーマパークでもない。 草原を渡る風の向こうに、1300年の時間を感じ、先人に思いをはせる、そんな場所です。 それを、草を刈るだけでなしに、土とセメントで埋立てて、草を生えないようにしてしまう。 土がむき出しの、土色の広場にしてしまう。 一体何のために?
「往時の平城宮の広がりが甦ります」 はあ?何言ってるの。 「往時」って朝堂院の両側には、建物が並んでいたんですよ。 土の広場にして、何で広がりが甦るの。 「大極殿へのアプローチが便利に」 それなら、通路付ければいいじゃないですか。 そもそも1300年祭までは、この広場の中を自由に歩いていたんですよ。 「出来上がりは、朱雀門前の朱雀大路のような姿に」 あそこ、イベントやってても砂埃が酷いの知ってるの? 今の朝堂院なら草のおかげでそんなことはないけど、面積も何倍も広いのに、 その砂埃って、とんでもないものになるのは明らか。
しかも、この工事の請負額って、予定価額の、99.8%だって言うじゃないですか。 「とにかく工事をしたい」「させたい」というのが見え見えのインチキ事業じゃないの。
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小生もそう思います。
先日、このことに関して 「平城宮跡を救え!」というブログを更新しました。 昨日、平城宮跡を歩いてきましたが、朱雀門の前の広大な草地は既に囲われていて立ち入り禁止、こう工事は始まっていました。 近々、「平城宮跡を救え!」の第2弾ブログを公開する予定です。 (2012.10.16 09:39:37) |
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