インキュベーションマネージャー（IM）安部博文、経営者支援のヨロコビ・オドロキ・感動の日々

今日の言葉 1941　剣呑（けんのん）
"■剣呑
意味：危険であること。
類語・関連語：剣難（けんのん，けんなん）。
解説：会話している相手が「そいつは剣呑な話だな」などと口にしたら，その人には猛烈に文学性を感じるだろう。そういう言葉づかいに接する機会がないことが自分には剣呑なのかも知れない。それとも剣呑は文学的な語彙で，会話文では使用されないタイプの言葉なのだろうか。それが分からないのも自分の日本語の知識は剣呑だ。あはは。剣難症は臆病なこと。剣は金文では金＋僉の形声文字。音符の僉（セン，ケン）はみなそろうの意。元から先まで均等に鍛えられた両刃のつるぎの意。のち刀（りっとう）＋僉に変形して今の剣になった。呑は口＋天の会意文字。天は咽（のど）の象形が変形したもの。口を付し，咽の意や歯で噛まず丸呑みするの意。

出典　日向一雅監修 『「ことわざ」新辞典』 2010，高橋書店。 故事・ことわざ研究会編 『四字熟語辞典』 2005，ナツメ社。 SIIの電子辞書「SR-G8100」： 広辞苑第六版，新漢語林。ウィキペディア。"