2010/04/15(木)03:28
公務執行妨害 12
今日は拘留期限切れの日。
居たいと言っても、追い出されるはずだ。
午後になって、“38番、釈放準備”と言われて、
房から出される。
身体検査室に行く。
そこには、自分の持ち物が全部置いてあった。
一つ一つチェックさせられ、
書類に押印する。
全部持って、留置場の外へ。
依然として、手錠と縄付き。
外に、取調官が待っていた。
取調室に入って、
やっと開錠。
“これで釈放ですから”と彼。
お互いにタバコを吸いながら、ほっとする。
“奥さんから電話で、タクシーで帰ってくるようにとの事でした”
と、彼。
開放されて、まず、コンビニに寄って、
ノンアルコールビアーを買う。
さすがにビールと言う訳には、いけなかった。
一気にのどに流し込む。
うまかったー!
外は春の日差し。
さっきまでの留置場での出来事がまるで夢の様だったが、
何か、あそこに懐かしさすら覚える自分がいた。
何でだ?(続く)